2009年最初のティータイムコラムです

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のEC運営スタッフ伊波が、新春・ティータイム・歴史にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

今年は丑年。丑年生まれの方は、根気があり我慢強いコツコツタイプとのこと。一見おとなしいように見えますが、内面に強い意思を秘めているので一度火が付くと誰も止めることができません。どちらかというと職人タイプ向きの方が多いようです。

2009年最初のティータイムコラムです。

新年の初めは、おめでたいものや縁起ものに関係するトピックが多い気もしますが、やはりお正月だからこそ触れておきたいお題目です。

丑年の方、当たっていますでしょうか?傾向としてそういうタイプの方が多い、ということですので、完全に当てはまるというわけでもないとは思いますが。

さてお正月といえば皆さんは何を連想されますか?初夢・初日の出・初詣・書初め・おせち料理、などなど「初」という言葉がつくものがたくさんあります。

「初」には、年が新しくなり気分を一新し物事を新たに始めるという思いが込められています。これは欧米ではあまり見られない慣わしで、日本ならではの慣習であるといえるのではないでしょうか。

今回のコラムはこの「初」のものから一つ、「初夢」をピックアップしてお話したいと思います。

元旦の夜から二日にかけてみる夢を初夢といいますがこの由来はどこから来ているかご存知でしょうか?

もともとは中国の獏という夢を食う想像上の獣の絵を枕の下に入れて寝ると悪い夢を見ない、というところから生まれたそうです。いつ頃からお正月の初夢と結びつきだしたのかあまりわかりませんが、室町の時代にはすでにこの風習があったといわれているので、相当古い由来があるようです。

初夢に見ると良いといわれている「一富士、二鷹、三なすび」。

「富士」は日本一の山、「鷹」は鶴や鳳凰と並び賢くて強くめでたい鳥、そして「茄子」は物事を「成す」という意味があるといわれています。語呂合わせとして「富士=無事」に「鷹=高い」ことを「なす=成す」という意味が込められている、ともいわれています。

本日見る夢が初夢になるのですが、良い初夢を見るためにはどうすればいいのでしょう。

あるコラムによると「質の良い睡眠をとる」ことが大切とのこと。お正月は暴飲暴食になりがちですが、アルコールを取りすぎたり食べ過ぎたりすると、胃腸の消化が悪くなるため睡眠の質が低下してしまうのだそうです。「腹八分目」で控えておくのがベスト。

そして眠る数時間前に、ぬるめのお風呂で心も体もリラックスしてから暗い静かな部屋でお布団に入る、これで良い初夢の準備が完了です。

あとは見た夢をできるだけ覚えておくといいそうです。一晩に何種類も夢を見るというのが一般的なので、どうしても忘れてしまいがちなのですが、起きたときにできるだけ覚えておくと、一年を良いスタートで切ることができるのではないでしょうか。ただ、この「覚えておく」という作業ができそうでできないかもしれません。

万が一、悪い夢を見てしまった場合・・・神社などに夢納めに行く方もいらっしゃるようですが、その場ですぐに出来てしまうことがあります。「逆夢だ」プラス思考に変えてしまってはいかがでしょう。これなら、わざわざ足を運ぶ必要もなく、一秒で悪い夢が良い夢に早変わり!

「災い転じて福となす」や「悪い夢は逆夢」など、昔の人は本当に上手いこと物事を考えていたなぁと先人への尊敬の念を抱かずにはいられません。

これを読んで、今晩の初夢が素敵な夢になることをお祈りして・・・

また今年2009年が皆さんにとってよき年になりますように。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。