この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のバイヤー・米山が、トレイ・ティータイム・立春にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
「革製品」「ファッション」「ヴェネチアガラス」「キッチン雑貨」が真っ先に出てくるキーワードでしょう。それ以外にもイタリアには陶器・木製品・象嵌など各地の気候にあった特産品が存在します。
皆さんは「Made In Italy」といわれるとどんな製品を想像されますか?
ミラノで年二回開かれる見本市。先月1月にも冬の見本市が開催され多くの来場者を迎えました。もちろん私たちも訪問。ということで、今回のティータイム通信は、イタリア製品のお話を交えながらミラノ市内の様子をちょっとだけご紹介したいと思います。
訪れたのは1月の中旬。冬真っ盛りだというのに到着日のミラノの気温はなんと25度。地球温暖化の影響は世界各地で出ています。夏日のような天気に、着ていたダウンをいそいそと脱ぐ羽目に・・・
見本市を訪れて必ず驚くのは、出展しているブースの多さ。小さな家族経営の工房から大きなメーカーまでその出展数には目を見張るものがあります。特にイタリアは家族経営の会社が多く存在する国のため小さなブースがたくさん出ていました。
私たちが取り扱っているメーカーのブースも訪れましたのでちょっとご紹介させていただきます。
もともとは小さな家族経営で始まった「IVV」ですが、今ではイタリアのガラスメーカーのトップクラスに位置する大きなメーカーへと成長を遂げています。特徴はなんといってもそのカラフルな色彩感覚。「イタリアらしい」色使いが特徴です。イタリア国内ではいまや押しも押されぬガラスメーカーで、日本でもその人気は広がりつつあります。リーズナブルな価格とデザインが人気で、レストランやカフェなど好んで使われるところが増えています。現地では、ホームパーティーなどで招待を受けたときに、ちょっとしたギフトとしても使われていました。
まだまだ日本では大きく取り上げられていませんが、着実にその人気は広がっています。ル・ノーブルの会員様の中でもIVVの人気には根強いものがあります。今年も引き続きチェックしていただきたいメーカーです。今年の新作は軽めの色使いがメイン。グリーンやオレンジなどのカジュアルラインが登場していました。新作はまだ一般販売がスタートしていませんが、近いうちに店頭に並ぶことでしょう。ル・ノーブルでの取り扱いはまだ未定ですが、入荷することがあればぜひご案内したいと思います。
そして、フィレンツェトレイ。フィレンツェ市内のメディチ礼拝堂あたりのサン・ロレンツォ広場に行くと必ず目にする木製品のトレイ。これはフィレンツェ土産といってもいいほど市内でよく目にします。ポプラの木を模り、さまざまな色とデザインで彫刻を施していきます。どことなくレトロな雰囲気のあるものなのですが、これがなかなか使えるんです。小さなトレイならティータイムの時間などにお菓子などを乗せ、大きなものならカップを乗せるには最適。ありそうでないのがこの木製フィレンツェトレイです。現地の友人は自分の結婚式で、トレイに真っ白なリボンをかけて「ドラジェ」を載せてゲストに配ったそうです。それも素敵なアイディアですね。
ところで、見本市開催時はちょうどイタリアのセール時期。どの店にも「Saldi(セール)」と描かれた赤い垂れ幕がかかり週末に大勢のミラネーゼたちが街へ繰り出していました。やはり人が集まるところはブエノスアイレス通りやスピガ通りと呼ばれるブランドストリート。ガイドブックにも紹介されていますが、ドゥオモから徒歩15分ほどのところにあるブレラ地区はスタッフもおススメの地区です。有名なブランドショップなどがあるわけではないのですが、リーズナブルなセレクトショップが多く立ち並ぶ地区で、道を歩いているだけで素敵なお店にたくさん出会えます。お洒落で可愛い靴などが20ユーロ(3000円くらい)で手に入ることもあります。ミラノへ行かれた際には、ぜひお立ち寄りすることをおススメします。
ブレラ地区にはモッツァレラが美味しいと評判のお店があり、現地の友人に連れて行ってもらいました。注文すると、大きなプレートに大量のモッツァレラと小さなトースト。それだけです。300グラムはゆうにある大きさのモッツァレラに悪戦苦闘しました。(結局全部は食べ切れませんでしたが・・・)
ミラノで特徴的なのが、「アペルティーボ」と呼ばれるバールでの食事です。このスタイルはミラノだけらしいのですが、18時ころから20時頃までは「アペルティーボタイム」というのがあるのです。その間の時間はお店によっては、食事の注文はできません。飲み物を一杯頼むと、カウンターに並んでいるおばんざい的なものをバイキング形式で食べ放題、というものです。要するには、食事の前の前菜、ということなのですが前菜というにはあまりにもボリューム満点のおばんざいのため、それだけでおなかが一杯に。イタリア人はこのあとにちゃんとした食事をしにいくというのですからイタリア人の胃袋に脱帽です。
イタリアに赴くたびにいつも感じるのですが、イタリアは食べることにも作ることも楽しみながら取り組んでいます。毎日の生活の中にたくさんの楽しみのエッセンスをふりまきながら日々を過ごしています。だから、クリエイティブで斬新なアイテムがたくさん誕生するのかもしれません。
※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。







