新生活の贈り物

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のル・ノーブル編集部が、ナイフ・ティータイム・ギフトにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

つい先日までは毎日うわごとのように「寒い、寒い」と唱えていたように思うのですが、気が付けばもう3月も半ば。立春も遠にすぎ、穏やかな日差しを感じられるようになり、春の気配を肌で感じるようになりました。

ティータイム通信コラム(120315)「新生活の贈り物」

春と言えば、入学や入社、辞令に伴う転居など「新生活」を始める季節。我が家でも今年から弟が異国の地で新生活を始めます。両親とは離れて暮らしたことがあるものの、なぜか弟と離れて暮らすのが初めてな私。しっかり者の弟なので生活に関しては心配していませんが、やはりここは姉として何かプレゼントをしたいと考えています。では新生活の贈り物ってなにがいいのでしょうか?

新生活のスタート時には、買い揃えなくてはならないものが多いので、通常のプレゼントよりも実用性の高い物を贈るのが定番とされています。さらに、自分で購入する物よりも、『ちょっとお洒落』『ちょっと上質』が喜ばれるというのがポイントです。ただし、すでに購入済みのものと重複してしまわない配慮も大切です。家族や友人など、親しい間柄なら事前に欲しいものを尋ね、希望のものを贈るのもいいですね。詳しく聞けない方、迷った方にはやっぱり食器類やキッチン用品がオススメ。これらは一般的にはいくつあっても困らないものなので、誰に贈っても喜ばれます。また、グループで贈れば予算を上げることができるので、さらにワンランク上の物を贈れます。

考え方の一つとして、縁を「切る」というイメージから包丁、ナイフ等は避けるべきというものもありますが、新生活に必要な品として高級な包丁を希望する方もいます。また、その考え方とは逆に包丁やナイフは「幸せを切り開く」という解釈もできます。何事も考え方次第ですし、相手が喜んでくれるものであればあまり神経質にならず、その時々また贈る方のことを考えて贈り、その気持ちが伝わればそれが正解なのだと思います。

ただ、入学祝いや就職祝い等記念日のあるものはできるだけ早いうちに贈りましょう。遅くとも、入学式・入社式の日から1ヶ月以内には贈りたいものです。私も急いで弟に相談しなくては…ですね。

最後に、お祝いを頂く側の場合、お返しは必須ではありませんが、必ずお礼の気持ちを手紙や、親しい場合はお電話でも伝えるようにしてくださいね。ちょっとした言葉でも、あるのとないのではやはり贈った側の気持ちが全然違いますから。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。