ストーク・オン・トレント

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当中西が、ウェッジウッド・ミントン・スポードにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

ストーク・オン・トレントはイギリスのほぼ中央、スタッフォードシャーにある市です。ロンドンから北西に2時間ほどのところにあります。

ストーク、ダンストール、バーズレム、ハンリー、ロングトン、フェントンの6つの地区が統合した市です。

イギリスの陶器の里として知られ、ポッタリーズ(The Potteries)という通称でも親しまれています。ウェッジウッドやミントン、スポードなど数多くのブランドが生まれました。

土地が粘土質で農業には適していませんでしたが、陶器の生産には適しており、陶器生産が発展していきました。

バーズレム出身のジョサイア・ウェッジウッドは、ウェッジウッドの創設者であり、英国陶工の父とも呼ばれています。

ギリシャ神話などをモチーフにした図柄をレリーフ風にあしらったジャスパーウェアはジョサイアがイギリス陶磁器界に残した最大の功績ともいわれています。

特に有名なのが古代ローマのカメオ・グラスの傑作「ポートランドの壷」。オリジナルのようなガラスの質感、色味を再現するのは想像をはるかに超えるものだったそうですが、4年の歳月をかけ、再現することに成功したのです。

この深いブルーのジャスパーは、今も「ポートランド・ブルー」と呼ばれ親しまれています。

ストーク・オン・トレントに本拠地を置くサッカークラブとして、プレミアリーグ(イングランド1部リーグ)所属のストーク・シティFCがあります。チームカラーは赤と白で、愛称はポッターズ(陶器職人)です。ここでも、陶器が根付いているのがわかりますね。

このクラブを代表する選手のひとりとして、サッカー史に名を残すウィンガースタンリー・マシューズがいます。ドリブルの魔術師との異名を持ち、彼が得意としたフェイントはマシューズ・フェイントとして、現在でも受け継がれています。

テクニックにも優れていましたが、33年間の現役生活の中で一度も警告を受けたことがないという、とてもクリーンな選手だったんです。

今シーズンは積極的な補強で有名選手を獲得したことでも注目されています。どんな戦いを見せてくれるか、気になります♪

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ABOUTこの記事をかいた人

「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。