この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のショップスタッフ・三宅川が、バカラ・アクセサリー・歴史にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
春特有の不安定な気候が続き、暖かかったり寒かったりと毎日着る服を選ぶのに苦労する季節。週末のお出かけに「この服に決まり!!」とはりきっていても、朝目覚めると意外と寒かった・・・なんていう時、見栄をはって季節を先取りするか、はたまた身体が一番と厚着を決め込むか朝から自分との戦いが始まります。
こんな季節のパーティーにはシンプルなワンピースが一番。気候に応じてジャケットかカーディガンをさらっと羽織り、室内では上着を脱いで、さも「春の装いです!」という顔。そして胸元には華を添えるインパクトのあるアクセサリー。
仕事柄身につける機会の多いバカラのアクセは(商売っ気抜きにして)おススメです。大ぶりなものでも本物の上品さがあるバカラのアクセサリーは大人の女の必須アイテム。
宣伝寄りになってしまいましたが、今日のテーマは4月の誕生石ダイヤモンド石言葉は「永遠の絆・純潔」。
かくいう私も毎日身につけていたいのはダイヤモンド。小さくさりげないのにキラリと鋭く光る(負け惜しみではありません!!)その凛々しさに惹かれてしまいます。
ダイアモンドは、地球上で最も美しく光り輝く鉱物。比類ないその輝きと硬度から、ギリシャ語で「征服されざるもの」を表す“adamas”を語源に持ち、古代ギリシャではダイヤモンドの輝きを、いつまでも変わらない愛の炎と信じ、永遠・愛の象徴として称えられてきました。また、ダイアモンドは身につけた者の潜在能力を引き出し、勝利へ導く力を持つとも信じられ、古くから世界の王侯貴族たちの心を奪って来たのです。
何千万年もかけ、地中の奥深くで圧力と熱を受けた純粋な炭素がやがて結晶し、火山の爆発や地殻変動などによって、地表の近くに押し上げられてきたダイヤモンド。
1カラット(=0.2グラム)のダイヤモンドの原石を取り出すために、平均250トンもの鉱石を採取しなければなりません。取り出されたダイヤモンドの中でも宝石に適するのはわずか2割程度。そこからカット、研磨することによってさらに半分程度になってしまいます。そう考えるとダイヤモンドが高価なのも納得です。
ダイヤモンドの美しさに大きく貢献しているのがその高い屈折率(2.42)です。光のスピードはそれを遮る物質によって異なりますが、真空を通るのに比べどの位変化があるかを示したもの。
美しくカットされた宝石はその内部で光を有効に反射することでより多くの輝きを得ることができるのです。
この屈折率を利用して模造ダイヤを見分ける方法をお教えしましょう。黒い線の上にダイヤモンドを乗せると、下にある線は見えませんが、模造品だと透けて見えることがあるそうです。(残念ながら、試してみるほど大きいダイヤは持っていないもので、聞いた話を実しやかに語ってみました)
■ダイヤモンドの価値を決める<4C>G.I.A.(米国宝石学会)の定めるダイヤモンドの品質基準。
●カラー:Color(色)通常は無色に近いものほど価値が高まります。とはいえ、イエロー、ピンク、ブラウン、ブラック、パープル、グリーン、ブルーなどなど実は様々な色があり、採取される量の違い、つまり希少性の差が価格の差となっています。
●カラット:Carat(重量)1カラット=0.2gでダイヤモンドなど宝石の重さをあらわす単位。同じ品質であればカラット数が大きいほど価値が上がります。
1905年に南アフリカで発見された世界一有名なダイヤモンド「カリナン」は、なんと原石は3,106カラット!そこから105個の宝石が得られたといわれています。そのなかでも最大の「ザ・グレート・スター・オブ・アフリカ(530.20カラット)」は今でもロンドン塔内に展示されており、見学することができるそうです。(ご興味のある方は是非どうぞ)
●クラリティ:Clarity(透明度)ダイヤモンドの内部を10倍に拡大して検査し、自然に入る内包物の状態や外部の特徴を11段階の等級に分けます。
ほとんどのダイヤモンドには内包物が入っています。この内包物の数、大きさ、色、場所などによってクラリティのグレードは決められ、少なければ少ないほど価値は高くなります。稀に “フローレス” と呼ばれる内包物の全くないものもありますが、その数は極めて少量です。
● カット:Cut(全体的な形のバランスと研磨の仕上げの状態)カットはダイヤモンドの”プロポーション””対称性””研磨の状態”を表します。この3つの総合的な評価でグレードが分けられます。
カラー・カラット・クラリティの3つは自然が決めますが、ダイヤモンドに最高の輝きを吹き込むのは熟練した職人の技。高度な技術と経験に裏付けされた職人技によって、バランスよくカットされ、光を取り込み、煌きを増していくのです。
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