この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当・松田が、皿・テーブルコーディネート・ハロウィンにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
私は毎年、カフェでのオーダーをアイスコーヒーからホットコーヒーへ変えるタイミングで秋を感じます。ワードローブの奥に眠っていた長袖シャツやニットが手前に並び、毎日のスタイリングが楽しくなる季節でもありますね。
秋を感じるタイミングは人それぞれ。
秋といえば“食欲の秋”を連想する方も多いでしょう。古くから農耕をして暮らしてきた日本にとって、秋は一年の中でも大切な収穫の季節。多彩な食材を美味しく堪能できる秋だから、食欲の秋と言われてきたのかもしれません。
ただ、秋に食欲が増すのには、科学的な理由もいくつかあるようで。
一つ目は、夏バテで低下していた食欲が回復するから。人間の体は体温より気温が高いと熱を出すことが難しく、食欲不振や疲労などの症状が出る夏バテを起こしやすくなります。そのため、涼しく過ごしやすい秋になると食欲が増したように感じるのだとか。
二つ目は、気温が下がることで基礎代謝が高まるから。夏とは逆に、秋は体温より気温が低くなるため、体温を維持するために体内のエネルギーを燃焼しようと基礎代謝が高まります。その結果、より多くのエネルギーの摂取が必要となり、食欲が増すのです。
三つ目は、満腹中枢を刺激して食欲を抑えるセロトニンの分泌量が減少するから。セロトニンは日光を浴びる時間が多いほど分泌されやすい傾向にあるため、夏より日照時間が短い秋はセロトニンが減少し、食欲が増すメカニズムとなっています。
個人的には、秋を代表する食材が持つ色味も食欲に影響している気がします。例えば、秋の三大味覚“芋・栗・南京”。あの視覚的にも美味しそうな黄色やオレンジ色など、ほっこりした温かみを感じる暖色系の色味が私たちを虜にしているのではと。
創業者のスーザン・ウィリアムが生涯を通してスケッチした数々の植物達がデザインされた“ボタニックガーデン”シリーズ。カボチャやコーンのポタージュを注ぎ、温かみある秋の食卓を飾るにぴったりの逸品です。程よい重みを感じるぽってりとした厚手のフォルムがレトロモダンな雰囲気を演出してくれます。
昼下がりや食後のティータイムを楽しく演出してくれる「studio m’のお菓子皿」。艶やかな釉薬とエッジの効いた八角形のフォルムを持つ「ガティ」は、お菓子の持つふんわりと柔らかい見た目を引き立てます。秋らしい栗や抹茶を用いた和スイーツとのコーディネートもおすすめ。
こちらも「studio m’のお菓子皿」からセレクト。大好きなスイーツをひとりで楽しむ時も、家族や友達と楽しむティータイムにも、より美味しさの見た目を引き出してくれる素敵なデザインの菓子皿を。どこか懐かしい印象があり、主張を抑えた単色のカラーリングは、パイやカヌレなどの洋菓子の色合いと相性抜群!
私にとって、秋は一年で1番好きな季節。過ごしやすい気候でご飯が美味しい。それだけで嬉しい気分になります。どの食材を使って、どの料理を作り、どんな器に盛り付けようか…と考える時間も楽しく、眼福な食卓が彩られていく日々の暮らし。器たちにとっても喜ばしい季節かも?なんて呑気なことを考える夕暮れ時。さて、今晩は何を作ろうかな。
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