この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時の品質・配送管理・太田が、歴史・梅雨にまつわるエッセイを綴りました。
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先日、休みを利用して伊勢の神宮へお参りに行ってきました。一般的に伊勢神宮と呼ばれていますが、正式な名称は「神宮」です。神宮は日本人のこころの故郷として昔から多くの人々に親しまれてきました。また、近年パワースポットとして取り上げられてから参拝者が年々増えているようです。
そもそも式年遷宮は20年に一度、社殿を建て替え、御装束や神宝も新たに造り替えて神様にお遷りいただくという、神宮でもっとも重要な祭です。始まりは飛鳥時代の持統天皇4年(690年)。約1300年の昔から、幾多の時代の変遷を乗り越えて続けられてきた事に長い歴史を感じます。先日のお参りは遷宮後すぐということもあり、新しい社殿はまだまだ光り輝き、ヒノキの良い香りを残していました。また式年遷宮の翌年は「おかげ年」と呼ばれ、特別なご利益を授かることができるといわれてます。おかげ年の始まりは江戸時代まで遡ります。お伊勢参りは江戸期を通じて流行しましたが、特定の年に爆発的に参拝者が増加しました。明和8年(1771年)の流行の際、「神様からおかげをもらう」として、「おかげ参り」という言葉が誕生しました。大規模な流行はほぼ60年周期で繰り返され、この年をおかげ年と呼ぶようになったとされています。
私達が日頃よく使う「おかげさまで」という言葉も元々この「おかげ参り」に由来しているといわれています。天地神仏のおかげ、世間様のおかげ。目に見える事ばかりではなく、もっと自分を包んでくれている大きなものに対する感謝の気持ちを「おかげさまで」という言葉で表しています。永きに渡り参拝者が途絶えることのない神宮。今の自分があるのは、自然、人そして食物など、自分を取り巻く多くのもののおかげ。人との繋がりを大切に想う日本人のこころ。
それこそがおかげ参りの本来のありようであり、日本人のこころの故郷といわれる所以ではないでしょうか。私はこの美しく、また慎ましやかな日本人のこころを誇りに思います。
私にとってお伊勢参りは、なぜか懐かしく感じさせ、また初心にかえることができます。遠くには私のご先祖様も伊勢の神宮に参り、同じ感情を抱いていたのかなと思うと、非常に感慨深いものがあります。これからも言葉だけではなく、心から「おかげさまで」と伝えられるよう、日本人のこころを大切にしていきたいと強く思います。
繰り返しになりますが、今年はおかげ年です。この機会お参りされては如何でしょうか?日本人のこころがつまった商品をご紹介します。
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