シャンパングラスの選び方

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のバイヤー米山が、グラス・シャンパングラス・クリスマスにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

今回は簡単なシャンパングラスの選び方を紹介します。(※ここではスパークリングワイン用のグラスを一般的なシャンパングラスと呼ばせて頂きますね。)

クリスマスパーティーでシャンパンを飲まれる予定の方、是非参考にしてみて下さいね。

シャンパングラスの形を選ぶポイントは、次の2つです。

◆「辛口なのか甘口なのか」◆「軽い味わいなのか豊かな味わいなのか」

辛口か甘口なのかを知るのはボトルを見れば一目瞭然。ほとんどの場合、表のラベルにどのレベルの辛さなのか記載されています。

スパークリングワインには6段階の甘口辛口のレベルがあります。ここではシャンパン(フランス)のボトルに書かれている表記を紹介します。

エクストラ・ブリュット(Extra Brut)     極辛口ブリュット(Brut)              辛口エクストラ・セック/ドライ(Extra Sec/Dry) やや辛口セック(Sec)                やや甘口ドゥミ・セック(Domi Sec)          甘口ドゥー(Doux)                極甘口

参考までに、「熟成レベル」を示す表記は下記のように記載されます。

軽い味わいなのか豊かな味わいなのかを知るためには、ブドウの品種が大きく影響します。

例えばフランスのシャンパンで言うと◆シャルドネ・・・・爽やか、すっきり軽い◆ピノノアール・・・どっしり渋い◆ピノムニエ・・・・上記2種の間。華やかな香りと言った特徴があります。

とは言え、スパークリングワインの種類は沢山あるので、ブドウ品種も様々。覚えるのも結構大変です。ワイン専門店などで話を聞きながら、お気に入りの味を探すのも一つかもしれません。

さて、これらの表記を参考に、一番合うシャンパングラスを探してみましょう。(スパークリングワインにも様々な特徴があり、また飲む人の好みもある事なので一概には言えませんが、参考にしてみて下さい。)

1.辛口甘口ともに軽めの味わいのスパークリングワインに合うグラス

グラスを選ぶポイントは「飲み口に向かう曲線がストレートに近いもの」、「飲み口が狭いもの」。飲み口に向かう曲線が小さいものはワインがスッと口に運ばれます。また、飲み口が小さいものは、口をすぼめて飲むことになります。

一般的に飲み口が小さいと、ワインが甘みを感じる舌の先端部分にあたります。しかし、軽めのスパークリングワインの場合、クイクイッと飲めるものが多いので辛口甘口に関わらず、ワインが舌の甘みを感じる先端部分を通り越して、酸味を感じる部分にあたります。

そうして、軽めの味わいを楽しむのに適したスキッとした味わいになるのです。

2.豊かな味わいのスパークリングワイン

1.辛口で豊かな味わいのスパークリングワインに合うグラス

飲み口の大きさに関しては、好みでお選び下さい。「甘みをあまり感じたくない」という方は「飲み口の広いもの」を。「あまり辛口すぎるのも苦手だ」という方は「飲み口の狭いもの」をお勧めします。

2.甘口で豊かな味わいのスパークリングワインに合うグラス

グラスを選ぶポイントは、こちらも「カップにふくらみがあるもの」を選んでください。豊かな味わいを持つワインは、空気に触れる面積を大きくすることにより、ブーケを開かせます。本来持つ味わいを楽しむために、豊かな味わいを持っていれば持っている程、ふくらみの大きなシャンパングラスがお勧めです。

飲み口に関しては、こちらも好みでお選び下さい。「あまり甘過ぎるのも・・・」という方は「飲み口の広いもの」を。「ワインの甘みを十分に楽しみたい」という方は「飲み口の狭いもの」をお勧めします。

ワイングラス全般に言えることですが、できれば避けて頂きたいのが、口元の切り口が丸みのあるもの。口元に丸みがあると、ワインの流れを遮り本来の味わいが損なわれてしまいます。味わいを楽しむ為に、できるだけシャープな切り口のグラスを選んで頂ければと思います。

今回はシャンパングラスの選び方を紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?味にポイントを置いて紹介しましたが、やはり一番大事な事は「スパークリングワインを楽しむ雰囲気」かもしれません。いつ、どんな場所で、どんなグラスで誰と一緒に楽しむか。是非、お気に入りのシャンパングラスをお探し下さい。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。