ティータイムで温活

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当松田が、ウェッジウッド・マリメッコ・北欧にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

夕方以降の寒さに耐えられず、クローゼットから早くもダウンジャケットを取り出した今日この頃。おまけに末端冷え性のせいで、カフェや外食で室内に入っても足先はずっと冷たいまま。

いったい今の時期は秋なのか冬なのか。

昔なら「オシャレは我慢」とこの時期でもハイネックにカーディガンを軽く羽織るくらいだったのに、30歳になってから急に寒がりになり耐えられなくなりました…。年齢により寒さの原因も違うようで、20〜30代はストレス、40〜50代は内臓機能の低下、60代以降は筋力低下などが多いそう。

だから、寒さ対策も人それぞれ。ストレス対策には湯船にゆっくり浸かったり、アロマの香りを楽しんだり、リラックスする時間を。内臓機能の低下には、腸活をはじめ、飲み物を温かくしたり、お腹にカイロを貼ってみたり。筋力低下には、気軽に始められるウォーキングを中心に運動を取り入れるのが良さそうです。

そもそも、身体が冷えるメカニズムは大きく3つに分かれています。1つ目の原因は、基礎代謝をはじめ「体内で熱が作られていないこと」。2つ目は、室内と室外の寒暖差や自律神経の乱れによる血流の滞りで、「作られた熱が全身に行き渡らないこと」。3つ目に、水分の摂取量が多く身体が水分過多の状態になると、「体内の熱が逃げやすくなること」が挙げられます。

まずはできることから“温活”を暮らしに取り入れてみようと、真っ先に思いついたのは生姜湯でした。家には定番な漢方の葛根湯を常備するほど、私は健康な暮らしとなればクラシックな手法から始めることにしています

日本では空海が平安時代に薬草風呂として生姜湯を広めたのがルーツと言われており、漢方でも生姜はよく配合されているみたい。古くから、風邪のメジャーな民間療法として愛用され、近年改めて温活の手法として注目されています。

ただ、同じ生姜でも生か、加熱・乾燥させたものかで効き目は違うようで。生の生姜は血行を良くして身体の末端を温めてくれますが、体内の熱を放出する方向に働きます。加熱・乾燥させた生姜に含まれる「ショウガオール」という成分が、身体を深部から温めてくれるので、温活には生姜湯がぴったり。

生姜湯のほかにも、シナモンティーやスパイスチャイ、ルイボスティーやフルーツティーなども温活にはおすすめ。早速、秋冬のティータイムに生姜湯を取り入れながら、気楽に温活を始めてみようと思います。

「これを機に、ティーセットも新調しようかな」といま気になるアイテムをピックアップしました。

「フェスティビティ FESTIVITY」は祝祭を意味し、五穀豊穣の象徴です。お祭りの装飾などに用いられる、あふれんばかりのフルーツや花々の束を縄でつないだ花綱をモチーフに、表情豊かに仕上げられているウェッジウッド人気のシリーズです。

バルセロナを拠点に活動するアーティスト サビネ・フィンケナウアーとマリメッコのコラボシリーズ。縦糸と横糸の手描きタッチの毛糸でチェック柄が描かれており、素朴な線の柔らかさが温かみを感じさせてくれます。肌寒くなってくる秋口頃にピッタリなアイテムです。

北欧デンマーク生まれのテーブルウエアブランド「VIVA Scandinavia」(ビバ スカンジナビア)。温度を保って結露がつきにくい、ダブルウォール構造のガラス製湯呑みとポットのセットは、ホットでもコールドでもOK。透明ガラスのティーポットは、飲み物の色も楽しめるので、ブルーミングティーにもおすすめです。

コーヒーも好きですが、リラックスできるティータイムのついでに温活するのが、第一歩にはちょうど良さそう。温活のおかげで、今年はダウンジャケットにばかり頼るのをやめて、秋冬のオシャレを少しでも満喫できるようになりたいものです。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。