この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のEC運営スタッフ・稲葉が、夏にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
私が育った大阪では、まわりが工場や建物に囲まれていて自然に触れる機会は少なく、今までホタルというのは本や映画の世界の生き物という印象でした。
私はというと恥ずかしいことにホタルという生き物をこれまで見たことがありません。
先日、同じくホタルを見たことがないという友人と一度ホタルを見にいってみようかと話していたのですが、調べてみるとどうやら時期を外してしまったようで、また来年機会があればという話になってしまいました。そのようなこともあり、一度ホタルについて詳しく調べてみることにしました。
日本では50種、世界では2000種が生息
ホタルは昆虫の中の甲虫目(こうちゅうもく)に属し、さらにそのなかのホタル科というグループに入ります。翅(はね)が軟らかい甲虫なので、軟翅類(なんしょうるい)などと呼ばれることもあります。日本には約50種、世界には約2000種が知られ、これらのなかには夜行性で強く発光するものから昼行性でほとんど発光しないものまで含まれています。
多くの種は熱帯や亜熱帯に分布しますが、南北に長く連なる日本列島にも固有な種が多数分布しています。ホタルは寒冷地へも分布を広げ、東シベリアまで生息していますが、極地には生息しません。最も小型のホタルは体長5mmにも満たない程度ですが、最大種だと体調が10cm近いものまで知られています。
それでは日本でよくみられるホタルとして知られるゲンジボタル・ヘイケボタルについてみていこうと思います。
ホタル科の甲虫の一種で、体長約15mm 。前胸背は淡紅色で、黒色の十字紋があります。本州~九州,対馬に分布。卵,幼虫,蛹(さなぎ),成虫ともに発光します。成虫の発光器は雄では第6,7節に,雌では第6節だけにあります。成虫は5月下旬~6月上旬に羽化して成虫になりますが、西日本ほど早く孵化します。
ホタル科の甲虫の1種で、体長約9mm 。前胸背は淡紅色で、黒い縦形の斑紋があります。腹端の2節(雄),または1節(雌)が発光します。幼虫は水田や沼などにすみ,成虫は6~7月に発生します。発光はゲンジボタルより弱く,明滅する間隔も長くなります。分布は広く、国外では韓国や東シベリアでの記録もあります。
ホタルの見頃については、ゲンジホタルの観賞時期は5~6月頃、へイケホタルは6~7月頃と言われています。大阪では6月上旬~下旬頃が見頃のようです。
ホタル観賞は蛍狩りとも呼ばれるそうです。
“狩る”といっても動物を“狩る”といった意味合いではなく、紅葉“狩り”のように景色を楽しむという意味だそうです。
調べてみると、長野県の志賀高原や青木湖など、地域によっては今まさに最盛期のところもありました。
幻想的なホタルの舞いと降り注ぐような満天の星空、皆さんも蛍狩りへ出かけてみませんか。
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