エプロンをつけていますか?

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のショップスタッフ南村が、端午の節句にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

以前は当たり前だったことが、最近は当たり前じゃない・・・その一つがエプロンではないでしょうか?

お台所に立つときに、家事をするときに、エプロンをつけていますか?

エプロンをつけない一番の理由は、 服が汚れてもすぐに洗うから・・ということ。 昔の服に比べて、普段着なら随分安く買えるようになりましたし、洗剤の性能も格段ですからね。

でもやっぱりエプロンの役割はあるはず。

汚したくない服ももちろんありますが、エプロンが持っている魅力って他にないでしょうか?

「お母さん」代表の「割烹着」は日本で考案されたものですが、 実は第2次大戦中に婦人会のユニフォーム的に広まっていったようです。 しかし戦争が激しくなり物資が不足するにつれて、割烹着からもんぺ姿になっていったようですから、 ある意味平和なお母さんのイメージと重なるのは仕方ないかもしれません。

割烹着以前の 日本のエプロンは 「前掛け」でした。 着物の前を汚さないように使ったものですが、いまやこちらは男前なイメージに変身しています。 威勢のいい八百屋さんや魚屋さんのお兄さんがしていたちょっとレトロな前掛けを、キッチンや作業場で着こなすのも楽しそうですね。

黒一色でスマートに着こなせば、呼び名が変わってソムリエエプロン。カフェなどで使われているのもこのタイプ。

板前さんは真っ白の前掛けをぐっと前で結んでいますが、 その結び方は袴と同じ一文字結び。なるほどきりっとした印象を受けるはずです。

ニュータイプがメイドエプロン、言わずと知れたフリル付です。 これはもう完全にユニフォーム。

タブリエはフランス語でエプロンですが、これは屋根裏部屋で絵をかく若い画家のイメージ。 もともと教会での作業に使われていたことから、ミッション系の学校で用いられ、幼稚園のお絵かきスモックとして定着。  パリに留学した画家のイメージがあって、 ベレー帽とセットでお似合いです。

エプロンの役割は?:

エプロンの役割は 一つは「汚れ防止」、 もう一つが「清潔」です。

実際?はさておいて、「毎日洗った清潔なエプロンをつける」のがエプロンの大前提なので、料理をする、運ぶなどの時にはエプロンをすることで清潔を保ちます。 飲食店のユニフォームも、もちろんそれが理由です。

そしてエプロンをする人の意見として多かったのが、「気合」!

さあ家事にとりかかるぞ! さあ料理するぞ! という気持ちを盛り立ててくれるのもエプロンの持つ役割です。

休日にエプロンをつけたら、 ちょっとごちそうを作ってみたくなりませんか?

エプロンで演出:

GWにお友達を招いてごちそうをふるまうとき、そんな時はぜひエプロンをつけてください。 清潔感は相手へのおもてなしの気持ちを表します。 ごちそうが出てくるかも・・という期待も持ってもらえそうですし、「頑張って作りましたアピール」もできますね。

そして家族との時間でも。 いつもは急いで作る夕食も、休日に時間をかけてみるならぜひエプロン。

時間をかけて作った料理なら、ゆっくり話しながら味わいたいもの。

食事を一緒に楽しむ幸せな時間、 そんな食卓の記憶は、 いつもとは違う あなたのエプロン姿と重なって記憶に残るはず。

エプロンを外して一緒にテーブルにつくのを待っている、みんなの笑顔が目に浮かぶようですね。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。