この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のバイヤー・板谷が、ローゼンタール・リヤドロ・ロイヤルアルバートにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
今日から10月、衣替えです。この前までTシャツで過ごしていたのに、今では上着が必要な季節となりました。
ティータイム通信 2008年 10月01日号
いつもブランド洋食器のル・ノーブルをご利用いただき、誠にありがとうございます♪
当社の社員にも愛用者がたくさん!羨ましい愛妻弁当や毎朝せっせと自分で詰めてるスタッフも・・・
今回は、ル・ノーブルでは久々に登場のロイヤルアルバートやローゼンタールをご紹介。そのほか新大阪駅店リニューアルセールのご案内などお得情報がいっぱいです。
その中より厳選された6パターンが入荷しました。
特徴は表面のデコレーション。繊細かつスタイリッシュなデザインはデザイナーいわく「頭ではなく感覚的に捉える」シェイプだそうです。
パステルの温かい色合いに癒されます。■楽園の鳥
少女と犬の愛らしい姿に惹かれます。■待ってたよ
リヤドロらしさを満喫するなら、やはりこの逸品。■公園通りの花屋さん
いつかは・・永遠の憧れです・・■チェスセット
贈り物に人気です。■天使の考えごと(わかってきたぞ)
+ 10月1日 本日コーヒーの日 +コーヒーで愉しむ時間
+ 究極の贅沢、一部分をちょこっと我が家へ +オリエントエクスプレス特集
急に寒くなって季節の移り変わりを感じる日々。体調もいまいち優れない…そんな時には野菜たっぷりの温かい味噌汁に七味唐辛子をふりかけ身体を温めるようにしています。
いつも何気なく使っている漆塗りの汁椀やお箸、お盆は、陶磁器やガラス、プラスチックなど多様な素材が使われるようになった器の中でも変わることはありません。
今回のコラムでは、意外と知られていない日本の漆器の輝かしい歴史について少しご紹介したいと思います。
磁器は、当社でも景徳鎮(けいとくちん)を取り扱っていますが中国が発祥です。ヨーロッパブランドの食器でもチャイナとかチャイナウェアと呼ばれ今でも耳にすることがありますが、漆器がジャパンと呼ばれていることはご存じですか?
漆器も中国、朝鮮半島から伝わり約7千年前の縄文時代すでに漆の樹液が利用されていたことが考古学調査によって明らかになっていますが、東南アジアの国々でも見られる漆器がなぜジャパンと呼ばれるまでになったのでしょうか?
それは、漆器が日本に初めて降り立った西洋人を驚かせ魅了したことから始まります。
1543年のポルトガル人の種子島上陸、1549年のイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルのキリスト教布教以来、彼らは祭儀具を螺鈿(らでん)などを配した蒔絵(まきえ)で作らせ、本国に送り広めていました。そしてその室町時代、安土桃山時代、なんと鎖国中の江戸時代であっても長崎出島のオランダ商館から東インド会社を通じて発注され、日本の漆器=ジャパンは輸出され続けていたのです!
弓矢や甲冑など武具を作る必要の無くなった平和な江戸時代。藩お抱え職人の腕の見せどころと各藩に競争が有ったのかもしれませんね。
そして1867年に明治政府が初めて出展したパリの万国博覧会以降、各国の万博では、主力商品として蒔絵漆器が出展され、その中で人気蒔絵作家も現れるほど海外では人気を博していました。そして、花鳥風月や山水の意匠、斬新な構図や色彩感覚が、陶磁器、浮世絵などと共にジャポニズムという大きな流れとして西洋文化に影響を与え、後のアールヌーボー、アールデコへとつながる文化の国際化へと発展していくことになります。
近頃よく美術館でも紹介されるマリー・アントワネットの蒔絵コレクションは有名で、母親であるマリア・テレジアが集めたものともいわれていますが、現在では、60点余りがパリのギメ美術館、ヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館に分蔵されているそうです。展覧会で里帰りした西洋家具に金蒔絵を施したものや、黒い漆塗に金で肖像画や文字を描いたものなどを見ると、貴族階級で競って特注品を作らせていたことがうかがえます。
海外で、より高い価値を見出され評価されるということはよく有ることですが、日本人も知らなかった漆器の歴史は、浮世絵などと同じく、日本経済の好景気の時期、海外オークションで高値で買い戻されることで再認識されることとなりました。
今の「ジャパン」はどうなのでしょうか?国の重要無形文化財にも指定された「輪島塗」は、今でも昔と変らず、職人の技を最大限に引き出す分業システムとその各工程、木工、塗り、蒔絵、沈金などの家業をプロデューサー的存在の塗師(ぬし)が取りまとめ行商するというスタイルの中で、堅牢優美を誇る漆器が作られ、若い世代の育成にも力が注がれています。伝統工芸の中でもその高級漆器としてのブランドは揺るぎありません。
世界に誇れる漆器文化は、豊かな森と時間、人の英知と人の輪が育んできた日本文化そのもの。自然素材と長く使える品質はエコ商品としても見直されています。完成した時ではなく、長く使って味わいがでてきた時が最も美しい漆器。少し贅沢してホンモノを使っていきたいと思う今日このごろです。
世界の有名デパート(イギリス・ハロッズ、フランス・ラファイエット)でも販売!
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