この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時の法人営業担当・加藤が、ハレの日・七夕にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
最近、久しぶりに時計を買いました。仕事でも使えるし、ちょっとしたハレの日でも使える、なかなかかっこ良くて使いやすいデザインです。
2015.7.1 コラム「文具は、働く大人たちの贅沢な遊び道具。」
「ドイツ製」「創業1960年の老舗」「世界30カ国で販売されている」「企業理念は『高品質であること。時計職人として一流であること。』」
これだけ聞くと、ウン十万円もしそうなちょっと高そうな感じでしょ?実は、ウン万円で買えるんです。でも、いわゆる一流ブランドと言われる、誰が聞いてもわかるようなブランドものではありません。じゃあ、安物?バッタ物?・・そうではありません。
単純に「良いもの」=「一流のブランドもの」だけではないですよね。
では、ブランドの名前だけにとらわれず、良いものとして価値感を見い出す時、デザインに着目することは不可欠ではないでしょうか。
「デザイン」=「見た目」のイメージがありますが、それが道具であれば使いやすさであったり、衣類であれば着心地も「デザイン」に含まれます。見た目だけにこだわったものは、それはただ単に「アート」であり「問題提起」にすぎないと思います。例えば、絵画で有名な「モナリザ」は、各々の見方・捉え方で異なった導きが得られます。
デザインとは、ひとつの完成形であるので、ある一定の評価であったり、具体的な感動が得られるものであるはずです。
デザイン(design)1. 建築・工業製品・服飾・商業美術などの分野で、実用面などを考慮して造形作品を意匠すること。2. 図案や模様を考案すること。また、そのもの。3. 目的をもって具体的に立案・設計すること。「大辞泉」より抜粋
そこで、ここに紹介する文具は、そんな「デザイン」を追及したものです。
「Vittorio Martini」(ヴィットリオ・マルティーニ)デザインの文具1866年、イタリア中部のボローニャで家族経営のメーカーとして設立された「Vittorio Martini」社は、職人たちのための定規などの設計用文具を作るところからスタートし、今ではイタリアを代表する老舗のステーショナリーメーカーとなりました。その3代目となるバーバラ女史は、専門的なものにとどまらず、働くすべての人が喜びを持って使える文具作りへとその幅を広げ、活躍の場を広げています。
彼女の製品に対する哲学は「文具は、働く大人たちの贅沢な遊び道具だ。」というもの。
その熱い想いは、商品だけにとどまらず、什器からもすべて自作。ギフトボックスも地元の箱職人に依頼をする徹底ぶり。この妥協のなさが、視覚だけでなく、触れた時の感覚でも感動が得られるところまで追及することになります。
例えば、こんな商品があります。
オートバイの世界的メーカー「Ducati」(ドゥカティ)は、Martiniの工房からわずか数百メートルのところにあります。ここで部品として使われているボルトを文具へと変身させました。見た目はペン立て。ある時は鉛筆削り、そのまたある時はカードホルダーとして使える「デザイン」に仕上げました。またアルマイト加工(アルミのメッキ処理)が施されているので、腐食にも強く表面が強化されています。この商品のネーミングもまた面白い。『IAGO』(イアゴ)とは、シェイクスピアの悲劇「オセロ」に登場する人物の名前。「生まれながらにして悪」という代名詞から、この商品の特徴である、重厚感の中に男性的なエレガントさを兼ね揃えたところに、皮肉的な意図が込められています。
このように高い技術を有する職人が揃っているだけでなく、その古くから培われてきた技術と品質管理を継承しつつ、革新的な素材選びから、デザインで世の中を感動させることを大切にする姿勢こそが、「Vittorio Martini」最大の特徴と言えるのではないでしょうか。
だからこそ、自信を持ってお薦めできる「良いもの」なんです。それは、ただの道具ではなく「デザイン」されたものだから。
Vittorio Martini」デザインの文具
※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。







