縁起物のある暮らし

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のバイヤー米山が、新春にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

2017年の本日1月1日は日曜日。カレンダーに目をやると、左端からぴったりと始まっています。

新年としては気持ちのいいスタートだと感じるのはA型だからでしょうか。

さて本日のコラム、元旦を飾るものですのでやはり縁起の良いテーマとして、

鉄板ではありますが「福を招く縁起物」を、ル・ノーブル本社のある京都のスポットなどを

交えながらお話ししたいと思います。

縁起物には不思議な魅力が宿っています。

縁起の良い物が1つ暮らしの中にあるだけで、「福」を引き寄せてくれる力がある気がし、私たちの心と生活を豊かにしてくれます。

日本全国各地域、その地で暮らす人々が求める「福」が千差万別なように、1人1人にとってもそれは同じです。

今年の自分にとって縁起のよい場所やアイテムを、まず1つ見つけてみるというところから新年を始められても良いかもしれません。

では身近な縁起物をご紹介。

代表的なものはカエル。「帰る」「返る」の言葉にかけて、「無事帰る」「福カエル」など、

旅行安全や福招きの縁起物として有名です。

京都伏見の「身代釜敷地蔵尊」が祀られている勝念寺かましきさん。

みがわり→かわる→かえる、の語呂からいろいろなポーズで手を合わせる蛙が置かれています。今年一年の厄除け祈願に。

タヌキは「他抜き」にかけて、商売繁盛、開運、出世、招福、金運向上のご利益が。

商売繁盛、芸事上達、平癒祈願なら、京都一乗寺の山奥にある狸谷山不動院がおすすめです。

250段もの石段がある険しい場所にありますが、芸能人やスポーツ選手も多く参拝に訪れるようです。

他にもフクロウは「福来郎」「不苦労」にかけて「福が来る」「苦労がない」、招き猫は商売繁盛を「招く」縁起物です。

赤は魔除け、白は財運、黒は出世、緑は健康、黄は金運となっており、七転八起の縁起物として使われます。

昨今では招き猫や達磨は海外でも日本の文化を表すアイテムとして人気が出てきており、COOL JAPANアイテムとして宗教や国境を越えて広く親しまれている縁起物の1つとなっています。

ちなみに京都には、日本最古の招き猫伝承「黒招き猫」があるという檀王法林寺や、

「だるま寺」の通称で8000あまりもの達磨さんが祀られている法輪寺があります。

東京の豪徳寺には招き猫がなんと2000体!外国人観光客にも人気のスポットとなっているようです。

最後に、きっとみなさんが今頃食べていらっしゃるであろう「おせち料理」。

おせち料理に込められたそれぞれの意味は説明も必要ないほどあまりにも有名です。

核家族化が進み大家族でのお正月が減り、お取り寄せなどの宅配サービスが充実する昨今、

おせち料理を作る家庭も減ってきているようです。実際、私のまわりでも面倒だからと作らない方が増えています。しかし、新たな一年の家族への想いと願いが込められた日本伝統文化、時代と共に形は変われども続いてほしいものです。

今年1年が皆様にとって「福」をもたらす素晴らしい年となりますように。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。