この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のル・ノーブル編集部が、エインズレイ・スワロフスキー・立春にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
—-(最近あったかいのでこっちのバージョンにしようかな。)————ここ数日のぽかぽか陽気にさそわれて盆地の京都でも花を咲かせたようです。やわらかい風にゆれる水仙を見ていると小学校の通学路を思い出します。
先日、会社帰りに川沿いを歩いていると水仙の花が咲いているのを見つけました。
寒い盆地の京都ではまだまだ咲かないと思っていたのでびっくりしました。夕暮れ時の寒い川沿いにまっすぐ凛と咲く水仙。その姿を見て、寒さで丸まった私の背中もまっすぐになりました。今回はそんな水仙について。
水仙:学名Narcissus(ナルキッソス) ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)の属のひとつだそうです。ラッパスイセンやニホンズイセンなど色や形の異なる品種が多くあり、12系統に分類されるほど。この属に含まれるものを総称してスイセンと呼ぶそうです。多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせます。日本ではニホンズイセン(房咲きスイセン)がポピュラー。水仙は日本のみならず世界中で人気のある花のひとつです。古くはエジプト王朝でも栽培され、文学に最初に登場した花といわれています。ギリシャ最古の詩人ホメロスもその美しさを「燦然と輝く花」とたたえ、レオナルド・ダ・ビンチも名画「洞窟の聖母」の中に水仙の花を描き入れています。マホメットは「二個のパンを持つものは一個の水仙の花と変えよ。水仙は心の糧である。」と絶賛しています。イギリスではバラ・アザミと並び国花とされています。また、高貴な香りが古くから香料としても重宝されており、黄水仙には水仙以上の甘い香りがあり、高級香水を作る際に配合されています。
ところでこのスイセンという花の名前はどこから来たのでしょうか。もともと中国の古典「水の仙人」という意味があり、水の豊かな場所を好み、清らかで芳しく生命力の強いさまからこの名前がつけられたようです。また、室町時代の書物の中では水仙を「雪中花」と記しています。「雪の中でも春の訪れを告げる」そんな力強い花として昔の人々は水仙を愛でたようです。
有名な話ですが、ギリシャ神話にも水仙は登場します。若さと美しさを兼ね備えていたナルキッソスに恋心を抱いた森のニンフ(妖精)・エコー。エコーは恋焦がれるあまりに、次第にやせ細り、やがて肉体をなくし、ただこだまを返す声だけになっていきました。このため、ナルキッソスは報復の女神ネメシスによって、死ぬまで泉に映る自分の姿に見とれて過ごすという運命を与えられてしまいます。そしてナルキッソスが死んだ後、生まれ変わりのようにそこには水仙の花が咲いていた。この伝承から欧米ではスイセンのことをナルシスと呼び、ナルシストの語源でもあります。スイセンの学名もナルキッソスにちなんでいます。
このように多くの伝承を持つ水仙は洋食器のモチーフにもたくさん登場します。
↓ ↓ ↓ブルーフラワーカーブシリーズへブルーフラワーシリーズは水仙やサクラソウなどの花々をモチーフに自由なブーケを描いているため、ひとつひとつが違う組み合わせとなり、見る人を楽しませてくれます。エインズレイ アニバーサリーフラワー4月ナルシスのページへスワロフスキー Dacali Light TopazSWV848-448のページヘ
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