夏のティータイム

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当松田が、グラス・ティータイム・テーブルコーディネートにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

そうめんとお漬物がいつもより頻繁に並ぶ食卓が続いた結果、友人に会うたびに「痩せた?」と言われるほど。新しいものを取り入れようと意気込んだ結果、ひやむぎにハマりだしました。もちろん、この食事の変化では、体重に変化はありません…。

地球沸騰化といわれ、史上最高の猛暑を記録した今年の7月。

完全に夏バテにやられています。

きっと、1日中エアコンが効いた環境でデスクワークをする日もあり、外との気温差に体が適応しきれなかったのでしょう。そこで、「簡単にできる夏バテ対策はないか」と見つけたのがハーブティー。

ハーブには、汗で失われるミネラル、紫外線により壊されるビタミン、疲労回復に役立つクエン酸が多く含まれており、なかには胃腸の働きをサポートしてくれるものも。代表的なハーブには、ハイビスカス・ローズヒップ・レモングラス・ジンジャーなどが挙げられます。

すると、思い込みによるプラシーボ効果もあるのか、倦怠感や食欲不振が少し軽くなったような気がします。元々、胃腸が弱いためレモングラスのハーブティーを中心に試してみたのが良かったのかもしれません。

ハーブティーは、紅茶と異なりカフェインを含まないものが多いため、カフェインが苦手な方にもおすすめ。恥ずかしながら、調べるまではハーブティーも紅茶の一種と思っていましたが…。あくまで紅茶はツバキ科のチャノキの葉を原料とするもので、ハーブには分類されないよう。実は、このチャノキの葉が緑茶や烏龍茶にも含まれていることには驚きました。

世界中で「健康茶」として愛されているハーブティー。日本でもオーガニック志向が高まり、注目を集めています。その歴史は数千年前にも遡り、当時は医学的な観点から研究されていたようです。

その後、キリスト教の普及により医学を含むサイエンス全体が異端の教えと迫害された時期もあり、医薬品の台頭や紅茶文化の発展によりハーブティーの需要は少なくなりました。しかし、20世紀後半に入り、自然治癒力を重視する東洋医学の考え方が広まることで、ハーブティーが再び注目されるように。

日本でも1969年に、グローバルなハーブティーブランド・ポンパドールの国内代理店が誕生。今では国内オリジナルブランドをはじめ多彩なハーブティーが楽しめます。日常のティータイムで気軽に取り入れられるので、みなさんの夏バテ対策にもハーブティーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

ABOUTこの記事をかいた人

「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。