ハネムーンの語源

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当松田が、グラス・歴史・晩秋にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

ふと、仕事や家事の途中でSNSをのぞいてみると、豪華な会場で食事を楽しむ人々の姿。

SNSはさまざまな気づきを与えてくれます。

1つコマを進めると、純白のドレスに身を包む女性が登場します。

そうです、周囲の結婚ラッシュです…!

結婚式の投稿以外には、お子さんの成長や日常の夫婦生活を垣間見る時も。

ただ、何より羨ましいのはやはり“ハネムーン”投稿。

将来を誓い合った人との新婚旅行、非日常の時間を過ごすことは、一生の思い出になるでしょう。

ただ、結婚生活を過ごしている中で旅行するタイミングは他にもあるはず。

どうして、結婚してすぐにハネムーンへと旅立つのか?

実は、ハネムーンの元々の意味は「結婚してからの1ヶ月」。

「新婚旅行」という意味は、はその間に出かけることから派生しました。

ハネムーンが結婚後の1ヶ月を意味するようになった起源は、

英語表記「honeymoon」にしてみれば答えがみえてきます。

honeyは蜜、moonは月。

“新婚期は蜜のように甘美な生活が待っている”ということから、

結婚してからの1ヶ月を意味するようになりました。

とてもロマンチックな語源ですね。

いつもとは異なる景色の中で、2人だけの時間を過ごすのにぴったりの期間。

皆さんがハネムーンに行きたくなるのも納得です。

「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、

ハネムーンの行き先は6〜7割が海外、3〜4割が国内だそう。

個人的には、冬に離島に赴き暖炉の前で温まるといったワンシーンに憧れています。

あくまで憧れ。いつになるか分かりませんが…

実は、ハネムーンの語源は他にもう一つあります。

ゲルマン民族の風習で、子作りに励むために「蜂蜜酒(ミード)」を飲んで精力を養っていたという説です。

ミードとはハニーワインとも呼ばれ、蜂蜜を発酵・醸造させて作るお酒のこと。

誕生のきっかけは、ミツバチの巣に溜まった雨水が自然発酵したとされているため、

人類が初めて出会ったお酒であり、『世界最古のお酒』といわれています。

ゲルマン民族だけではなく、ヨーロッパ全域で古くから親しまれていて、

やはり新婚の1ヶ月はミードをよく飲んでいたとのこと。

ミードは基本的に甘口の商品が多く、アルコール度数7%以上のものとされています。

蜂蜜本来の味わいが楽しめるのでロックで楽しむのも良いですが、

水割り、炭酸割り、ホット、ルイボスティーで割る、レモンを絞る、シナモンを加えるなど

さまざまな飲み方ができます。自分好みの飲み方を探してみるのも楽しそう。

今度の結婚記念のプレゼントには、ミードを渡してみるのも良いかも知れませんね。

ロックグラスやショットグラスで飲むことが多いので、

セットでプレゼントすればより一層喜んでくれそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。