本年も全力でコラムをお届けしていきたいと思います

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当佐々木が、ロイヤルコペンハーゲン・新春にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

また初詣の長い列に並びながら、あるいは遊園地などでカウントダウンのイベントに参加された方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

本年も全力でコラムをお届けしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、新しい年を皆様どのようにお迎えになったでしょう。

お家で家族と寛ぎながら、という方も多いと思います。

どんな場所であっても、旧い年から新しい年を迎える瞬間は、とても特別で厳かなものです。

そんな年末年始の独特な雰囲気を盛り上げる重要な要素のひとつは、ずばり“音”ではないでしょうか。

たとえば、除夜の鐘の音。

しんしんと暮れゆく大晦日の夜の、染み入るような鐘の音は、日本人にとってこれ以上ない、年末の風物詩といえます。

それとは対照的なのが、中華街の年越しです。

爆竹を鳴らして、盛大に新年の到来を祝う様子は、テレビでもおなじみです。

大きな音を立てることで、邪気を払う意味があるとされます。

また、各地の年越しイベントで大きな声でカウントダウンして、年が明けると花火を打ち上げる、なんてことも、音で心機一転を図るところがあるといえるかもしれません。

ヨーロッパでも、年越しに大きな音を立てることは伝統的に行われてきました。

たとえば、イタリアでは古くから、「スプマンテ」つまりスパークリングワインの栓を音を立てて抜くことが行われます。これも大きな音によって邪気を払うという意味合いがあるようです。

また、デンマークでは、大晦日に食器を玄関先に投げつけるという風習があるそうです。食器の数が多いほど幸運になれるとされ、やはりこれも大きな音を立てることで、悪いものを遠ざけて幸を呼び込む意味があるのでしょう。

洋の東西を問わず、年末年始は静から動へと音の演出によって、過去に区切りをつけ心新たに未来に踏み出していくことが重視されてきたといえます。

それにしても、他人の家の玄関に食器を投げつけるというのは、驚きの行事ですね。

デンマークといえば、言わずと知れた食器ブランド、ロイヤル・コペンハーゲンが生まれた国です。

王室御用達の窯として誕生し長い歴史を誇る、この有名ブランドの食器まで割られることはないと思うのですが、どうなのでしょう…。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。