私は先日、2/4まで神戸市立博物館にて行われていた

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当村田が、立春にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

私は先日、2/4まで神戸市立博物館にて行われていた。「ボストン美術館の至宝展」を観覧してきました。

ボストン美術館はその名の通りアメリカにある古い美術館の一つとされています。収蔵されている作品は考古から中国や日本画、洋画など数多くの作品が収められており、そのうちの一部の作品が来日し、この展覧会で観覧することができます。その中には、フランスの画家、クロード・モネの作品も展示されています。ここで少しだけモネについて説明させて頂きます。

クロード・モネは1840年パリで生まれ、印象派を代表するとともに光の画家とも呼ばれ、連作の「ルーアン大聖堂」では時間帯によって変化する太陽の光を、代表作である「睡蓮」では自宅の庭の池の水面の光の細やかな変化など移ろいゆく自然の一瞬の姿を描き続けた画家です。

数多くの風景画を描いていたモネですが、晩年にかけて、家族の死や視力の低下、そして白内障の影響もあり、絵具の色が判別できないほどの絶望に追い込まれてしまいます。そんな中描かれた作品は、最盛期のものとはうって変わり粗い筆感で、赤系や青系などの色味の強い色を用いて描かれています。

少し前にモネ展が行われた際に初めて最晩年の作品を見ることができましたが、その激しい筆使いや色使いに圧倒されてしまうほど印象的だったのを覚えています。私はそこで改めて、芸術作品に込められた思いの強さ、そしてそれに心を動かされ、収集して後世に残そうとする人達の思いを痛感しました。

ボストン美術館はそんな作品に心を動かされたコレクターの支援で成り立った、世界でも珍しい美術館なのです。

最晩年のモネの作品は残念ながら「ボストン美術館の至宝展」では見ることはできませんが、最盛期の作品は見ることができますのでご安心を!また、ゴッホやミレーなどのフランス絵画も見ることができますよ!関東、関西での開催は終わってしまいましたが、2/18から名古屋ボストン美術館で開催されています。お近くの方は是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。