はじめまして

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時の品質・配送管理水島が、ボウル・七夕にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

7月に入り本格的に夏が始まりましたね。夏と言えば暑い、暑いと言えばカレー。暑くなるにつれ私のカレー熱もアツくなってきました。

はじめまして。

皆さんはインドカレーを食べに行くことはありますか?最近私は週に3、4回色々な種類のカレーを食べに行きますが、お店で食べていると職業柄食器に目がいきます。今まで様々なインドカレーを食べてきましたが、カレーを入れる食器に二種類あることに気づきました。

一つは”カダイ”と呼ばれる器です。見た目は10cmのボウルに耳のような取手がついています。内側はステンレス製で外側が銅製なのです。少しお高めのインドカレー屋だと熱した鉄板の上にカダイが置かれます。銅は熱伝導率が良いためアツアツのまま食べる事が出来る、ということです!カレーはアツアツに限りますよね。

もう一つは10cmほどのステンレス製のボウルです。こちらは大きいプレートの上に1~4個ほど並べられており、それぞれ別種のカレーが盛られている事が多いです。カレーの種類が多いとかさばらないシンプルな小さいボウルが適しています。

ある日友人から、「インド料理ってなぜ金属食器が多いの?」と質問されました。カレー好きにも関わらず即答できなかったのが悔しくて色々と調べ回りました。恐らくステンレスは衛生的だからだろう、と高を括っていましたが他にも理由がある事が判明しました。

「浄と不浄」と聞くと私たちは衛生的であるかないかと思うでしょう。もちろんその意味もありますが宗教的にケガレているか否か、という事です。厳格なヒンドゥー教徒からすれば、食器を共有すると「ケガレ」が伝染しかねないとの考えがあったようです。一説によりますと、ステンレス製の食器は宗教的に「ケガレ」が残らないだそうです。その上衛生的にも清潔に保たれるので好まれて使われています。ちなみにバナナの葉が使われるのは使い捨てで皿として共有も再利用もされないためだそうです。

一方、カレーのような油の多い料理でもステンレス食器では簡単に汚れが落ちました。

ステンレスはその名の通り”stain less”(錆びない、汚れのつかない)なので、錆びや汚れがつきにくいのです。仮に汚れがついたとしても簡単に落とす事ができます。

最近だとアウトドアでも人気で、今はやりのグランピングでも使えます!お弁当箱を直接火にかけることができるのはステンレスならではです!熱々のおいしいお弁当が楽しめそうでワクワクしますね!

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ABOUTこの記事をかいた人

「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。