ゴールデンウィークの真っ只中

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時の法人営業担当山田が、リヤドロ・ティータイム・端午の節句にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

ゴールデンウィークの真っ只中。京都でもたくさんの国内、海外から観光で訪れる方が多く見られます。京都迎賓館は7月下旬に通年の一般公開を開始する意向があり、それに先駆け4月28日~5月9日まで試験公開を行っています。

5月5日は「こどもの日」五節句の端午の節句にあたります。端は『はじめ』の意味で、五月のはじめの午(うま)の日のことです。奈良時代からあった行事ですが、武家社会である江戸時代から兜や武者人形を模して室内に飾り始めました。

近年、ル・ノーブルでも端午の節句にリヤドロの『兜』『若武者』『金太郎』『桃太郎』などの商品に人気があります。リヤドロ『兜 black』はいつまでも飾っておきたくなるようなかっこ良さがあります。

今回は「こどもの日」にちなんでのティータイム通信です。

日本で最初に学区制小学校を創設したのは京都で、1869年(明治2年)の5月21日「上京第二十七番組小学校(柳池校)」と「下京第十四番組小学校(修徳)」で開校式が行われました。1872年明治政府の学校制度創設よりも3年も早く京都の町衆たちの手によって住民自治組織であった「番組」を単位として創設されたのです。その後次々と開校し64校の小学校が誕生しました。

現在では、5月21日を『小学校の日』とされています。この背景には、明治維新で東京遷都になったことで危機感をもった京都は、「人材育成」に力を入れたのです。

当時の小学校の教科は、句読、暗誦、習字、算術の4科目でした。それぞれ5等級を設け、試験に合格すると進級できる仕組みでした。1等級になると算術では、平方根、積分。暗誦では英語やドイツ語の単語を教えていたといわれています。現在のような学年の意識はなく、できる子にはレベルを上げて教えていたことがうかがえます。

「日本最初小学校柳池校」跡地は現在の京都御池中学にあります。有名なマンガミュージアムも旧龍池小学校の跡地で、上京第二十五番組小学校として開校されたところです。その他にも、番組小学校の跡地には「京都市学校歴史博物館」」や「京都芸術センター」として使われていますが、昔の小学校を体感することができます。

日本初の幼稚園も京都・上京第27番組柳池小学校内にて「幼稚遊嬉場」として開設。

京都における教育は小学校創設にとどまらず、日本で最初の女学校となる「新英学校、女紅場」を土手町丸太町の旧岩倉邸内に設立し、華道、裁縫、細工物、絵画、習字そして英語、読書実用的技術から教養科目まで教えていました。(現在の府立鴨沂高等学校です)また、京都市は、日本で最初の画学校も開学しています。(のちに京都市立芸術大学美術部です)

このように京都復興の礎となる人材の育成に並々ならぬ思いがみられます。

いずれの跡地も京都市内にあるので京都旅行の際、立ち寄って見てください。石碑がありますのでなかなか興味深いです。(京都にはたくさんの石碑があるので歴史探索に巡ってみても面白いと思います)

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。