アペリティーボを楽しもう

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のショップスタッフ井上が、ひな祭りにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

フランス語の「アペリティフ(Apéritif)」と同じで、これから先のお食事をもっと楽しくするためのもの。少しのアルコールは食欲を増進させ、リラックスした気持にしてくれます。

「アペリティーボ(aperitivo)」それはイタリア語の食前酒を意味し、

しかし近頃のイタリアでは、食事前に軽食をつまみながらプロセッコやアペロールなどのお酒を飲みおしゃべりを楽しむ習慣のことを

「アペリティーボ」と呼ぶようになっているそうです。

街中にテラス席が出始める季節には「イタリアの夏は、アペロール(定番のカクテル)のオレンジ色で染まる」なんていわれるくらいです。

日本やアメリカのいわゆるハッピーアワーのようなものですが、そのままそこで飲み続けるのではなくアペリティーボを楽しんだ後はちゃんと夕食を頂くのが本場イタリア流のようです。

先日、日本でもアペリティーボを楽しむシーンを見かけました。

食事にはまだ早い夕暮れ時、ラウンジに一組の老夫婦が現れました。サーブされたシャンパンを飲み、軽食をつまみながら夫婦でおしゃべりしたり、スタッフとおしゃべりしたりとゆったりした時間を楽しんだようでその後、食事へと出かけて行きました。その夫婦が素敵だったからか、とても印象的で大人だからこそ楽しめる大切な時間なのかなと感じました。

飲みにケーションとはよくいったもので、お酒は本音で話す勇気をもらえたり、

リラックスしたり、相手との距離を縮めてくれたりします。

最近は日本でもアペリティーボスタイルを楽しめるお店やホテル、イベントも増えていますので暖かくなり、日が長くなるこれからの季節におすすめです!自宅で友人や家族と食事の前に一杯、夕食前の待ち合わせをバルにして一杯なんていかがでしょう。

とりあえずビール!も最高ですが、たまには泡やカクテルでイタリアの素敵な習慣、アペリティーボを楽しんでみてはいかがでしょうか♪

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

ABOUTこの記事をかいた人

「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。