そのひと手間が、アイラブユー

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のショップスタッフが、ハロウィンにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

食品のコマーシャルにご夫婦や家族が出てきて、テーブルを囲む、温かい家庭のワンシーンが切り取られた、あのコマーシャルです。

最近そんなコマーシャルを見かけます。

そのたびに私が思い出すのは、おいしい食品ではなく、おばあちゃんの手作りワンピース。

子供のころ、おばあちゃんは私たち孫にワンピースや浴衣など、いろいろなものをたくさん作ってくれました。

作ってくれるものは洋服以外にも、習い事に持っていくかばんや、習字の道具入れなど実に多彩。

私たちとクルクル回転したり、体を動かしたりと、楽しみながら飽きないようにと工夫して採寸してくれていたことを思い出します。

作ってくれるアイテムは妹とおそろいの生地でデザインも同じものがほとんどでしたが、それぞれに好きなお花の刺繍やコサージュをワンポイントに付けて「どっちが私のもので、どっちが妹のもの」とすぐにわかるようにしてくれました。

子供のころは、「次は何を付けたらもっとかわいいものになるのか」、「この前は赤いのを付けたから、次は反対の青い色ほうがいい」と当たり前のように無理難題を押し付けていた気がします。

その度に、おばあちゃんはニコニコしながら無理難題リクエストに応えてくれていました。

おばあちゃんの作ったものはサイズがぴったりだっただけではなく、動きやすく丁度良い場所にポケットがあったりと、機能的でした。

大人になった今、おばあちゃんの手仕事には、「私たちが喜ぶように」と、色々と考えを巡らせて、かけてくれた「ひと手間」だったのだと、感じています。

かけてくれた「ひと手間」にあふれるぬくもり。

ぬくもりのあるモノは、使う人にしっくりとフィットし、知らず知らずのうちに日常になじんで行きます。

そしてふとした時、ああそうだったなぁ。とそのとき感じた喜びや、温かい懐かしい記憶を呼び起こします。

そして今以上に愛着を持って使うようになってくる気がします。

ル・ノーブルにも手仕事が美しい、ぬくもりを感じるアイテムがたくさん!

その中でも、手仕事にこだわり続けるポーリッシュポタリーのブランド ボレスワヴィエツ。

ポーリッシュポタリーはとても人気がありますが、その人気の秘密は、職人がひとつひとつに手間暇をかけるからこそ感じることのできる、どこか懐かしく、優しい陶器だからでは

ないでしょうか。

プリントや転写は使用せず、職人さんが1点1点、伝統的なスタンプ押しや、絵筆を使い、フリーハンドで作られています。

小さなスタンプを幾度も緻密に押していくため、同じ形の器でもスタンプの配列でアイテムの印象は大きく異なります。

同じ形で揃えることができるため、気分やシーンでの使い分けにもぴったり!

家族で使っていただくにもおすすめです。

藍色を使ったアイテムは日本の食卓にもしっくりとなじみ、和陶器にも合わせていただけます。

反対に差し色が入ったアイテムは食品をよりおいしそうに見せてくれます。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

ABOUTこの記事をかいた人

「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。