この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のショップスタッフ・岩本が、ペン・ボールペン・七夕にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
手紙を書いたのはいつが最後だったか、手紙をもらったのはいつが最後だったか。数ヶ月前、友人が海外旅行に行った先から絵葉書をくれました。ちょうど、寒い時期だったので彼女のハワイ旅行を羨ましく思ったり、手書きの文字にホッとしたり。
昔は筆まめだった私も、最近はメールで済ませてしまうようになってしまいました。インターネット・メールの普及の陰に隠れてしまって、便箋や封筒などはこの世から無くなってしまうのでは?と思ったことがあります。
しかし、昔以上にデパートやショップの売り場は充実しています。高級感のある文具売り場に「お洒落で、可愛いい、日本の伝統的な便箋や封筒」の種類が増えたことです。
海外映画で見る「封蝋~シーリングワックス」を使えば手紙上級者(?)のようですし、文香(レターフレグランス)を添えてもいいですね。また、ちょっとしたメッセージに使うカードや一筆箋、メモや付箋に至っては昔と比べ物にならないくらい多種多様な商品が並んでいて、ついつい手にとってしまいます。
キーボードより紙に文字を書くのがいい?
「書く」ということは、記憶したり、考えたり目的を達成したりすることに役立っています。フリーライターのパトリック・E・マクレーン氏曰く「ペンを使うと野生のままの言葉が次々に出てくるのに、キーボードは間接的な感じで、気が散りやすい」。(キーボードの方が得意だという方には偏見ですが)
ワシントン大学の教育心理学のバージニア・バーニンガー博士が「読み書きの体系」とその学習によるプロセスの関係を研究されました。研究対象者は子供達。その結果、パソコンなどのキーボードを使用するよりも、手を使ってペンで書くほうが、書く量、速さ共にセンテンス能力が優れていることを発見したそうです。
また、アメリカのアンリエット・アン・クラウザー博士は著書の中で、「書くという行為は脳幹を刺激し、大脳皮質に『目覚めろ! 注意を払え!細かいところまで見逃すな!』という信号が送られ、目標を紙に書くことで、脳は本人にそれを深く認識させようとします。そして、周囲の様子や兆候に気付くよう絶えず注意を呼び起こします。」と綴られています。ところで、タブレットPCなどのスタイラスペン、デジタルペンはどうなんでしょうか???こちらについては、今後の研究結果を楽しみに待つとしましょう。
心のこもった手紙は残ります。時間を経てから読み返す時もあります。普段言えないことでも素直に表現できるので、心の交流を大切にしたいと改めて思いました。
随分前、私の姪がまだ幼少の頃に、病を患うおばあちゃんに宛てて書いた手紙がまだ残っています。クレヨンで書かれた拙い文字ですが子供なりの気持ちが伝わってくる手紙でした。・・・当の本人はその手紙の存在を知らないですが・・・。
ご無沙汰している友人に宛てて、久しぶりに手紙を書いてみようと思います。ただ、私の場合はスタイルから入ってしまう質なので筆記道具を選びのも楽しみの一つです。今は殆ど仕事の場面でしか使わない「ボールペン」。以前は安価な使い捨てのペンしか使っていなかったんですが、5年ほど前に上質なボールペンをいただいた事がきっかけとなり、興味を持ち、お気に入りもできました。しかし実際、仕事でしか使わないので、仕事中どこかの場面で紛失したという悲劇もありました。(苦笑)
あわただしい毎日の中で、たまにはアナログな時間も過ごしてみてはいかがでしょうか。手紙でなくても、今日の予定や目標とかを文字にしてみる、そのスローなひと時が脳の活力の糧になるなんて素晴らしいと思いませんか?
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