この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のバイヤー・板谷が、イッタラ・ウェッジウッド・マイセンにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
ル・ノーブルでは、今年、「ガラスウェア」にも力を入れてきました。人気のバカラやイッタラ、イタリアのRCR社など有名メーカーをはじめ、日本でル・ノーブルにしかない!というものも増えてきましたので、ぜひお買物を楽しんでくださいね♪
実は、昨年、欧州のガラスとクリスタルに関するEEC法69/493を参考に、社団法人日本硝子製品工業会が日本の「クリスタルガラスの定義」を策定されました。この基準に沿って、ル・ノーブルで取り扱っているガラス製品の素材から、分かりやすくご覧頂きたいと思います。
(1)フル・レッド・クリスタル(Full Lead Crystal)
1.光りの屈折率、2.高密度(高比重)、3.高反響性が最も高い
のが特徴で、見た目では、透明度が高くキラキラして、ずっしりとした重厚感が有り、指ではじくとキーンという金属音がします。長年経ってもくすまない特徴や、反射光の美しさから、シャンデリアやベースなどのインテリアとしてよく使われてきました。
「クリスタル」というと、この(1)と(2)を総称しています。「酸化鉛を24%以上含んでいる」ことが条件で、特徴は(1)と同じです。
当店では、RCR社の「ダ・ヴィンチ・クリスタル」、新商品の「クリスタル・オペラ」、リーデルの「ヴィノム」や「ソムリエ」シリーズ、ウェッジウッドクリスタル、マイセンクリスタル、ラリック、ボヘミアクリスタル、江戸切子、創作切子などが該当します。
最近は世界でも、このクリスタル製品を作るメーカーが限られてきました。環境問題をクリアする工場施設が必要で、歩留りが低い(メーカー検品の基準が厳しい=生産性が低い)というのが主な理由ですが、良いメーカーが減っていくのは寂しいことです。
「セミ・レッド・クリスタル」とか、ヨーロッパではよく「クリスタリン」と呼ばれたりします。「酸化鉛単独で、10%~24%未満のもの、または、酸化鉛24%未満で酸化鉛、酸化カリウム、酸化バリウム、酸化亜鉛を単独もしくは合計で10%以上含むもの」という定義です。
多くの食器や窓ガラス、瓶などに使われている最も「一般的なガラス」です。当店の取り扱いでは、ヴェネツィアンガラス(ただし酸化鉛を若干使用している場合も有ります。)、IVV、イッタラが該当します。(一部の江戸切子、創作切子も含みます。)
(5)ほうけい酸ガラス(耐熱ガラス)
他のガラスに比べて二酸化ケイ素の割合が大きく、ほかにもホウ酸、酸化ナトリウムか酸化カリウム、酸化アルミニウムなどを多く含んでいます。当店では、ハリオ、ケメックスが該当します。
と主なガラスの種類を挙げましたが、他にも様々な素材が存在します。自由自在に形を変えるガラスの魅力。お気に入りを見つける楽しみは尽きませんね。
※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。







