この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のル・ノーブル編集部が、大倉陶園・マグカップ・マグにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
ついにFIFAワールドカップ南アフリカ大会が開催されました。6月11日から7月11日までの1ヶ月間かけて32ヶ国が頂点を目指します。アフリカ大陸では初の開催です。なんと、優勝賞金は3000万ドル(約27億円)という最大規模のスポーツの祭典です。
日本との対戦国はみな強豪国ばかりですが、是非ともがんばっていただきたく応援していきます。
14日の初戦では、強豪カメルーンに勝利し、さらにに盛り上がっているようです。
初戦の相手国カメルーンとは、540年前にその地を最初に訪れたポルトガル人が「エビ」が多くいたことによりカマラゥン(camarao)(*ポルトガル語で「エビ」の意味)と名づけたことに由来するそうです。
第1回開催が80年前の1930年、ウルグアイで行われております。
さて、今回のテーマは、ワールドカップが始まる11年前の1919年(大正8年)創業の大倉陶園。その90周年記念マグカップからみる様々な技法を紹介したいと思います。それらは東洋になかった欧州の優れた白生地の製法・装飾技法を学び、さらに日本の伝統ある技法を取り入れて、独自の表現を追及しています。
①岡染(おかぞめ)技法大倉陶園伝統の技法。本焼き後の白生地の上に油で溶いたコバルト質絵具で絵を描き、再び1460度を越える本焼き窯で焼成する。コバルトの青い色はうわぐすりの中に沈み込み、柔らかく、深みのある紺青の”葡萄”が完成する。
マグカップコレクションの「岡染め葡萄」
②金蝕、銀蝕技法“きんくさらし”エッチングとも言う。白生地に模様をマスキングし、その上からサンドを吹き付けると、保護されていない部分の釉面は彫り込まれる。金を施して絵窯で焼成すると、保護されていた釉面の金は光沢があり、サンドの吹き付けられた釉面の金は光沢がなく、焼きあがった金の面に浮きあがってくる。
マグカップコレクションの「GPデラックス」
③金、銀装飾技法白生地の縁取りやカップハンドルに、金や白金を贅沢に装飾することで引き締まった表情の作品に仕上げました。
マグカップコレクションの「初窯レリーフ」
④漆蒔技法白生地の上に漆をぬり、しばらく乾かして表面をすこし固くする。上絵具の粉を漆の上に蒔き、綿で軽く擦って絵具を漆層の中に沈める。普通の上絵付けと同じように絵窯で焼成すると、光沢のある色無地の絵付が完成する。この漆蒔の技法は複雑な形の生地面にも絵具を一様に付けられるのが特長である。数種の絵具でこの工程を繰り返せば、独特の味がある蒔絵ができる。
マグカップコレクションの「アールデコ」
大倉陶園秀逸品の数々をより身近なところで、よりゆっくりと手にとってご覧いただきたい。。。との思いから、西日本最大級、約100坪を誇るル・ノーブル神戸三宮店に、大倉陶園の商品を取り揃えてお待ちしております。
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