花ことば

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のル・ノーブル編集部が、父の日・ギフト・端午の節句にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

海外では、花の色や形、花にまつわる言い伝えなどから一つひとつの花に「花ことば」を持たせ、花を贈ることによって自分の心を伝えるという習慣があります。

日本でも『日本書紀』に「草木みなものをいうことあり」という一説があり、草や花に「言葉以上のことば」を感じるということは、どこの国にも古くからあったようです。ただ、風俗や習慣の違いによって、花ことばも少しずつ違っています。たとえば、初春の縁起物である福寿草の花ことばは、西洋では「悲しい思い出」ですが、日本では「永久の幸せ」となります。

陶磁器の世界でもたくさんのブランドでいろいろな花々が描かれています。今回は洋食器に描かれた花を中心に花ことばのご紹介をさせて頂きたいと思います。洋食器に描かれた花に心を託すという、ちょっと優雅でより気持ちのこもった贈り物はいかがでしょうか。

☆ローズ・・・愛薔薇は愛と喜び、美と純潔を示す花。花ことばも最も数がおおく、色や形の違いによってそれぞれあります。6月20日父の日、この日に贈る花もバラの花となっています。

☆リリー・・・威厳 純潔 甘美百合はフランスの国花となっています。花嫁のブーケなど祝祭日には欠かすことのできない花です。

☆牡丹・・・富貴 王者の風格鮮やかなシルクの感をもつ高貴な花は「百花の王」とも呼ばれます。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人をたとえた花としても有名です。

☆スウィートピー・・・門出 優しい思い出花の姿が蝶の飛び立つ様子に似ていることから「門出」となったようです。これほどにかわいらしく、軽やかな花は他にはないような気がします。

☆パンジー・・・私を想ってください白い花のつぼみがキューピットの放った愛の矢に射られ、三色に変わってしまってできたのがパンジーだといわれています。

☆ダッフォディル・・・尊敬 心づかいナルキッソス、すいせんとも呼ばれ、有名なギリシャ神話に由来した花ことばで、自己愛や神秘などとも言われます。

☆チューリップ・・・博愛 愛の告白(赤)子供が一番最初に描く花がチューリップだそうです。妖精のゆりかごや白雪姫のベットなど童話によく登場する夢のあるです。

☆アイリス・・・使者 よろしくお伝えをアイリスはギリシャ語で「虹」のことを言います。善良な心をもつ女神イリスは、神と神との間を行き来する伝令神だったことからきています。

☆プリムローズ・・・希望1年の最初に咲く花(Purimula)という属性を持つプリムローズ(さくらそう)。毎年花屋の店先に並んでいるのをみて、そこまで来ている春を感じます。

☆クリセンセマム・・・誠実・愛情クリサンセマムはラテン語の「金の花」という意味に由来します。この花が日本に出回ったのは、1970年と最近ですが、マーガレットを小さくしたような可憐な花はとても人気があります。

☆ビンカ・・・友情・楽しい思い出日本名は、にちにちそう。可愛らしい花姿のわりに性質は強く、残暑が厳しくてほかの花が萎えているときでも元気に花を咲かせます。

☆アネモネ・・・ 期待 はかない恋この真紅の花には二つの伝説がありますが、

☆カーネーション・・・純粋な愛情カーネーションも色によって花言葉が変わります。幾たびもにも花びらを重ねるカーネーションの形はまさに母の愛。母の日に贈る花としても有名です。

他にもたくさんの花ことばがありますので、プレゼントの前にちょっと調べてみるのもいいですね。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。