この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のル・ノーブル編集部が、フランツ・歴史・端午の節句にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
北京オリンピック以降、中国に関する話題の多さに事欠かない昨今となってきました。最近では映画「レッドクリフ」をきっかけに、三国志を初めて読んだり、読み返された方もきっと多いはず。その中で古き中国の歴史と文化に触れられたことでしょう。
ここにご紹介する「フランツ」は、古き良き中国に伝わる儒教の思想を根本としています。とりわけ、孔子が人間関係の基本として倫理観の中心にした「仁」をブランドコンセプトに据えています。
個々における「仁」とは、個人の天性に備わった長所を象徴しており、社会においての「仁」は自分の思いだけでなく他人の思いを成就させ、「己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す」という目標を実践し、社会の調和を促進するものとしています。
約千年前に中国・景徳鎮で発明されたとされる磁器製品。生産の拠点をここに置くことで、磁器芸術の復興の意味でも先人の美学に対する深い経験を継承することができるのです。
フランツ作品に見られる装飾の細かさは、このような環境の下で個々の感性や精進して身に付けた教養を心の底から発し、作品として表現しているのです。
フランツの偉大さはこれを大量生産できる仕組みにもあります。景徳鎮に受け継がれてきた伝統と技術を受け継ぐ若手の育成と、同時にグローバルに対応できる近代的な品質管理と物流システムの確立にあるのです。
生産する現場には、目に届く壁一面に大きく『常に新しいものを、適正価格で、世界に知れ渡るブランドをつくり、一流の企業を目指せ』と、掲げられています。
2007年12月にフランツ総裁がローマ法王ベネディクト16世との接見を許され、フランツの作品をローマ法王庁へ贈呈しました。この出来事は、ヨーロッパでもフランツが認められた証のひとつと言えるでしょう。
東洋の大自然をテーマに、天地の間をゆったり漂うような哲学的思想を伝えながら、中国の伝統的な技法を駆使し、西洋のアール・ヌーヴォーの流麗なラインを表現した作風は、今、新しい風を巻き起こしています。
「フランツ」作品を実際ご覧になるには、京都四条本店へ。
只今、全館リニューアルに向けて改装工事中です。
< 5月22日(金)11:00 リニューアルオープン! >
※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。







