神戸まつり

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のショップスタッフ南村が、ヘレンド・ラリック・オブジェにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

梅雨の季節となりました。気候の異変が伝わる近頃のニュースを見ると、きちんと四季通りの梅雨が始まると少し安心したりします。恵みの雨が降って季節がめぐり、迎える夏の前の小休止になればいいですね。

さて今回は雨が降る前に、けろけろと鳴いて知らせてくれるあのカエル君のおはなし。

6月のイメージは梅雨空にかえるですね。家の近くでもそろそろ田んぼに水が張られてカエルの鳴き声が聞こえるようになりました。

広がる田んぼと横を流れる小川は 日本の原風景ともいえますが、私たちは古くからそこに生息するカエルに親しみを持っていたようです。

高山寺にある「鳥獣人物戯画図」は平安時代末期のものでウサギと相撲を取るカエルの姿が描かれ、日本最古の漫画であるとも言われています。

俳句でも「古池や・・・」の松尾芭蕉の句は まずご存知でしょう。近年でも ♪カエルの歌が~聞こえてくるよ~♪おたまじゃくしはカエルの子~♪などみんなが歌える歌もたくさんありますね。

あのTシャツに張り付いているカエルもまた最近CMで見かけるようになりました。デフォルメしやすい特徴ある容姿(?)と鳴き声が愛嬌のある生き物として親しまれているのでしょう。ちっちゃなアマガエルが葉っぱに乗っかってるのはちょっと可愛い姿です。

「カエルの子はカエル」・「井の中の蛙」 など日本のことわざではあまり優遇されているとも思えないのですが、カエルというに言葉に掛けてラッキーアイテムとしての人気もあります。元々カエルという名前が「他の土地に移しても必ずもとの場所に帰る」という性質から名づけられたもの(貝原益軒・大和本草)だそうです。そこで「お金がカエル」としてお財布にカエルのマスコットをつけたり、「無事帰る」で旅のお餞別に贈ったりもしますね。南米ではカエルは幸運(金運)を招くとされているそうです。口をあけたカエルの置物にコインをなげて競う遊びもあるそうです。

海外の昔話にもカエルの登場するものは大変多く、王子様に変身する醜いカエルや、お腹を膨らませて牛の大きさを伝えたカエルのお話はご存知だと思います。世界中で4800種類もいるカエルですので、それぞれの愛され方をされているのでしょう。

洋食器のメーカーでもオブジェとしてカエルアイテムを出しているのがその証拠。ラリックやヘレンドのカエルのオブジェはご存知かと思いますが、最近最強のカエルアイテムが初入荷しました。

さて最強のラッキーアイテムとなってくれるのか、癒しのひとときを過ごさせてくれるのか・・・効果はお楽しみ!ですが、雨の日が少し待ち遠しくなってきたら このカエル君の仕業かもしれませんね。

お金がカエル? お財布にもこだわりを・・・

午前中までにご注文及び、御入金が確定したものを対象とさせて頂きます。配達日のご希望につきましては、ご注文時に必ず指定日をご記入の上、お早めにご注文くださいませ。

尚、エッチングを御希望の方は、1週間ほど作業にお時間をいただいておりますので、6月7日(金)午前中までの受付とさせて頂きます。なにとぞご了承くださいませ。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。

ABOUTこの記事をかいた人

「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。