この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のクリエイティブ担当・森が、ウェッジウッド・ライト・歴史にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
昔はカゴものといえば民芸店や道具屋さんなどで見る柳や竹の和かごがほとんどでしたが、最近はどこでも手軽に買えるようになりました。
大きさも色々で生活の用途に合わせて形も様々。大のかご好きの私は家中バスケットだらけで、まだ使い道も決まっていないバスケットが家の中で出番待ちのように所狭しと並んでおります。普段使いのバスケットはほとんどが既製品の雑貨店などで手軽に買えるものばかりです。でも、ちょっとよそいきで甘くならず、大人っぽい演出のできるものはないのかと探しているときに出会ったのがナンタケットバスケットでした。
今回はこのナンタケットバスケットのお話です。
まずはナンタケットバスケットの成り立ちから。
ナンタケットとはアメリカ東海岸のマサチューセッツ州にあるCapeCodの沖、約50kmの大西洋に浮かぶ小さな島の名前です。ナンタケット島は映画「白鯨」の舞台にもなり17世紀~18世紀にわたり世界屈指の捕鯨の基地として栄えました。
遠くは日本海、インド洋まで駆けめぐりその漁師達がフィリピンや南の島から持ち帰った籐と鯨から採れる油を入れる樽を作る技術が出会い、作り上げられたのがナンタケットバスケットです。
正式名を“ナンタケットライトシップバスケット”と言い、由来は1年の半分近くを霧で覆われるナンタケット島は砂地の為灯台を立てられず船舶の航行の安全を守るために考えられたのが沖合いに繋がれ灯台守が常駐する灯台船(ライトシップ)です。
灯台守には樽職人があたり、灯台守の仕事の傍ら始めたバスケット作りがライトシップバスケットの名前の由来だそうです。
その後ただの生活に便利で丈夫なバスケットからファッションとして持つバッグにまで発展させていきます。作り手(デザイナー)のオリジナルの細工を(象牙や鯨の骨などに絵を施したり彫ったり)バスケットの蓋の上に施したり、持ち手のハンドルは木であったり皮であったり大きさや形も様々です。→ナンタケットフレンドシップバスケットと呼ぶそうです。
組み合わせは様々でデザイナーものになると破格だそうです。最近では中国製などのものが廉価で販売されているそうですが、本物のナンタケットバスケットは本体だけでも10万は下らないそうです!!
そこへ装飾を施せば、上限は無限だそうです。驚きです。でも一生物のバスケットなんて憧れますね。最後はやはり本物を見極められるか自分の目を肥やすこと。今年の夏こそ本物を手に入れたいとおもいます。
このナンタケットバスケットの編目模様をデザインした食器をウェッジウッドで見つける事が出来ます。そのシリーズ名はそのまま、「ナンタケット」。白磁のボーンチャイナにナンタケットバスケットの細かくて均等な編目を再現しているシリーズです。
入社○年の私が普段何気に見ていたシリーズですがナンタケットバスケットの憧れで見方を変えてくれました。
これからのブライダルシーズンにも大変人気のあるシリーズです。
※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。







