この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時の法人営業担当・柴田が、サステナブル・立春にまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
2月に入り寒さが厳しくなってきました。地球が温暖化しているというのは本当なのでしょうか?私の住む大阪では、新しい府知事も決まりましたが、あまりホットな空気は感じられません。家にいても何かしら冷たい空気を感じるので、暖房をガンガンに効かして過ごしております。エコロジー的には完全にアウトです。
エコロジーといえば近年注目のキーワード。スローライフやロハスなどの言葉も世間を飛び交っております。自分に優しく、地球と環境には優しくない私にとっては、身のしまる重い言葉です。
そこで今日は、スローライフとロハスのお話を少し。
スローライフといえば、田舎での自給自足的な生活や、有機野菜をつかった手作り料理を食べて、ゆっくりと人生を楽しむこと、などが思い浮かびます。テレビや雑誌などで「スローな~」という言葉は最近本当によく見かけます。
そのスローライフ。発祥のヨーロッパではスローフード運動から発展しました。ファーストフードが食生活の隅々まで浸透し、地域独自の食の文化が失われることに危機感を持った人たちの社会運動として始まりました。そして、食文化だけでなく、生活全体において地域の独自性(伝統)を守ろうという動きがスローライフなのです。
ちなみに、この地域の独自性をおびやかすと考えられているのは、ファーストフードに象徴されるようなアメリカ型の経済・社会システムの世界進出です。そのアメリカ型のシステムとは、例えば、見知らない誰かが提供するモノやサービスを、いつでも、どこでも、安心して買えてしまう便利なシステムです。移民の多いアメリカでは人の出入りが多いので、効率的でマニュアル的な役割を各人が担えば社会が回るシステムが発達しました。
人の出入りの比較的少ない、日本やヨーロッパの伝統的な地域では、マニュアル的なシステムよりも、顔見知りの信頼関係によって成り立つようなきまりやコミュニケーションが重視され、「あ、うん」の呼吸で街や地域が機能します。
日本では2000年になって、『スローフードな人生』(島村菜津著)が出版され、一気にスローフード/スローライフがオシャレで、自然を愛し、健康的で、グルメな印象を伴って広がりました。地方に移り住んだり、カントリーな生活を楽しむ人もいろんなメディアで紹介されるようになりました。しかし、この日本での流行にはヨーロッパのスローライフ運動にみられる「地域の独自性を守ろう!」のような社会的なメッセージはほとんど感じられません。
そしてロハス。アルファベット表記はLOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability の略)で健康と(環境の)持続可能性を重視するライフスタイルというほどの意味。90年代終わりに、健康と地球環境を意識する人々をターゲットにするマーケティングのビジネス用語としてアメリカで生まれました。いつも使うモノをエコロジーなモノにしたり、オーガニックな食材で体に気を使った食事をしたり、ちょっと都会的でクールな感じ、そんな人たちをロハス層あるいはロハスな人といいます。ロハスな人々に合わせた商品やサービスがロハスな商品というわけです。
先日、寒空の下、家の周りの掃除をしていたらカラダが赤くはれ、あまりにもかゆいので、あわてて病院にいくと寒冷ジンマシンといわれました。これは、毎日暖房をかけまくっている私への地球からのエコロジー的な警告なのか?それとも、近所の公園の掃除当番をサボっている私への地域社会からのスローな警告なのか?とりあえず処方された抗ヒスタミン剤を飲みつつ、これからも私はスローライフとロハスとジンマシンをキーワードに地球環境と地域社会について考えていきたいと思います。
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