今日はビールについて少しお話します

この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のル・ノーブル編集部が、グラス・ピルスナー・タンブラーにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。

今日はビールについて少しお話します。どうぞ最後までお付き合い下さい。

最後に 色々あるビールグラスについて説明させて下さい。取っ手のついた陶磁器製やガラス製のものが「ジョッキ」。取っ手がなくて脚のついたガラス製のおしゃれなものは「ゴブレット」。取っ手も脚もついていないガラス製のものが「タンブラー」。タンブラー」は英語のtumble(倒れる)が語源だそうです。グラスは冷蔵庫で冷やしておくと、ビールが温まるのを防ぎ、この霜がついてひんやりとしたグラスはフロスト・グラスと呼ばれています。ドイツではビール純粋法が発令された1516年頃から全国民に飲まれていますが、日本でのビールの歴史まだ浅く、1959年にビールがそれまで日本の酒類のトップであった清酒を抑えて消費第1位となった頃から全国民に飲まれるようになったのです。ビールが始めて日本に入って来たのは 江戸時代で、 鎖国政策下でも日本と交流を許された唯一のオランダ人からと言われています。 それを蘭学者達が飲んだようですが、この時点での ビールを飲む というのは好きで飲むというよりも西欧文明に少しでも接するために飲んでいたと言ったほうが正しいと思われます。知識を学ぶ為に全てを取り入れた為です。その後日本初のビールが醸造技師ウィリアム・コープランド(1832~1902)によって、横浜で作られまました。明治3年の事でした。以来、数々のビール会社によって、またビールを愛する人々によって日本のビール歴史が始まりました。日本もやっと男女問わずビールを愛する事ができる時代になったのです。

ビールをここまで成長させてくれた人々に乾杯したいです。

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「器の愉しさを、もっと身近に」という想いを胸に、代々のスタッフがバトンを繋いできた食卓のエッセイ集です。ある時は 古典文学に想いを馳せ、ある時はイースターの食卓を飾り付ける。京都発、器が大好きな私たちの、ちょっとマニアックで愛おしい「器と文化愛」が詰まったコラムたち。数十年にわたり、メールマガジンを通じて数万人の器ファンに届けられたコラムを復刻しています。