この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のEC運営スタッフ・伊波が、歴史・ハロウィンにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
~ 幸運を呼び込むモチーフ ~福神・たぬき・かえるそしてふくろう・・・縁起物は数知れません。
動物も植物も、それぞれに自分の神話を持っています。古代人の深い叡智が生み出したお話です。長い年月、消えることなく伝わってきたのは、そこに人類共通の願いがこめられていたからではないでしょうか。
信じる、信じないはありますが、まずはいろいろなパワーを知ってみませんか?
ふくろう森の神様、知恵の象徴といわれるふくろう。ヨーロッパの国々では、フクロウは、よく首が回ることから商売繁盛、夜目が利くところから見通しが明るい、そして聴力が優れていることから情報を聞き逃さないとして広く愛されてきました。日本でも、古くから、フクロウの鳴き声を聞くと縁起がよい、といわれてきました。その名前から「不苦労」苦労をしない、「福来」福が来ると信じられてきたからです。
カエルまさかと思ったことが現実に。「無事カエル」などと語呂があうので、旅行案全・交通安全のお守りにもなり、「貸したものがカエル」という縁起もあります。また、本来かえるは、吸い込む・引き込むという習性のあることから商売繁盛を願うお守りにもなっています。
カメ「世界を支えている」亀は逆境にも耐えうる強さをくれる。あの悠々とした泳ぎっぷりは万物を支えている、という自信からでしょうか。世界は亀の背中にのっているという神話は、世界各地に見受けられます。真の強さと忍耐力象徴。トラブルに負けず、現実の人生を築いていける、そんな能力が身につく亀のモチーフ。
ヘビ自分自身への信頼感と生命力を呼び覚ます。ネイティブアメリカンによれば、蛇は霊的な世界からのメッセージを呼ぶ動物で、持てば直感が備わるといいます。また、体力の減退したときや、自信を失ったとき、勇気と行動力を奮いたたせてくれるモチーフだそうです。また、日本でも「へびの抜け殻を財布に入れておくと金持ちになる」とか、「蛇の夢を見ると金が儲かる」「蛇が住み着いた家は繁盛する」などという言い伝えがあります。
オウム陽気さに溢れた鳥。身に着けると気持ちが明るく。鸚鵡は、陽気で快楽の喜びに溢れた鳥。愛の神カーマの乗り物です。カーマはヒンドゥー教の神々の中で一番の美男といわれ、女性の憧れの的。彼は花の矢を持ち、その矢で射られたものは、激しい故意の落ちるのだそうです。持ち主を明るく、開放的にするのが、鸚鵡のモチーフのようです。
リュウ現実的な成功も精神的な豊かさも。神話の世界のスーパースター、自然の守り神。空想上の生き物なのに、世界中に存在してるのなんとも不思議です。稲妻や嵐など宇宙の神秘を具現化すると、人類共通、ドラゴンのイメージになるようです。宝石と縁が深く、龍のジュエリーは幸運の護符とされています。
トンボ生まれ変わりたい、新しくスタートしたいときに。水の中のやごが陸へ上り、醜い殻を脱ぎ捨て、スマートな蜻蛉が現れる。その劇的な変化の過程は、まさに死と再生の暗喩にほかなりません。古代バビロニア神話を起源とするギルガメッシュ領事詩によると、「死を免れるのは、次々と脱皮して太陽を見る蜻蛉の幼虫だけ」とか。過去に区切りをつけ、新しい気持ちで出発したいとき、蜻蛉が力をくれるのです。
チョウ女性としての成熟。美しい姿で表現してくれる。地を這う毛虫から天空を舞う蝶へと変身する不思議。ギリシャ・ローマ神話では可愛いい若い娘プシュケと愛と美女神ビーナスの物語と合わせられ、プシュケが女神の厳しい試練に耐え、自立した、真に美しい大人の女性に成長するその見事な変身が共通しているとのことで、プシュケはしばしば蝶や蝶の羽とともに描かれています。優雅なモチーフは、外見と内面、その両方にわたる大人の女性の美を語っています。
向日葵崇拝と熱愛の象徴。忘れていた情熱が甦る。ギリシャ神話では、向日葵はかつて水の精でした。波打つ金髪、緑のドレスを着て海の底に住み、夜は森で踊り明かすのが日課でした。暗いうちに帰るのが神との約束だったのに、その日は知らぬ間に東の空が明るくなり、地平線の向こうから金の馬車を駆ってやってくる、神々しくも美しい太陽神アポロンの姿を目にしてしまい、一目で恋に落ち、それから9日間、その場に立ち尽くし、ただ太陽を見つめ待ち続けました。気がつくと、軽やかにステップを踏んでいた足は大地に根を張り、緑の服は葉に、金髪は花びらとなり、一茎の向日葵に変身していたのです。真に尊重できる世界に巡り合わせてくれるのが向日葵。崇拝と熱愛の象徴。
四つ葉のクローバー幸福のシンボル。それは、十字架の形だから、アダムとイブがエデンの園を追放された時、イブが天国の思い出に一本持って行ったものだから、など様々です。四つ葉には、名誉・富・誠実な恋・健康の四つの意味がこめられているとか。
エンジェル純真・清純な人の代名詞。エンジェルは、天上界と人間界うぃ往き来して、紙の意思を人間に伝え、人間の祈りを神に伝える仲介者。ギリシャ語では「お使い」を意味します。また、守護霊として各人の幸運を見守ります。優れた知恵と能力で人間を導くこの可愛らしい霊は、女性のひそかな願いを叶えるといわれることから女性の味方とされています。
幸運を呼ぶといわれる縁起物は、ほかにもたくさんあります。銀のスプーンもそのひとつで、嫁入り道具や出産の御祝、引き出物にも大変な人気があります。また、関東の方には、あまりなじみがないかもしれませんが、大阪通天閣のシンボルにもなった「尖った頭に大きな耳、細いつり目、偏平足、丸裸でニヤリと座った姿」ビリケンはなんとも奇妙で福の神イメージからはほど遠いのですが、不思議な魅力が漂い、部屋に飾ると、福を招くといわれています。
一時は招き猫をしのぐ人気だった ビリケン 、大阪にこられる際には、ぜひお土産に。
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