この記事はに配信されたメールマガジン「ティータイム通信」コラムの復刻版です。当時のバイヤー・米山が、バカラ・ボヘミア・ギフトにまつわるエッセイを綴りました。
※役職は配信当時のもので、現在は変更または退職している場合があります。
◆クリスタルの誕生純度の高い透明なガラスは13世紀末頃からムラノ島に住んでいたヴェネチアのガラス職人によって15世紀後半から作られるようになった。高価なソーダ灰を原料に使用して製造され、水晶のようなそれらのガラスは「クリスタッロ」と呼ばれ、王侯貴族など一部の特権階級のために作られていた。
ボヘミア地方では、現在のボヘミア・クリスタルの原型とも言える、カリウムと石英の紛体を入れたほぼ透明なガラス開発され、職人のカット技術の進歩とともに高級調度品として人気を博することとなった。
そんな中、1671年にイングランドのガラス工場の一つで偶然にもクリスタルが誕生する。当時のイングランドでは、造船・建築が盛んに進んでおり、燃料となるが石炭が不足していました。そこで、コスト削減と更なる技術開発に知恵を絞った。その結果、溶剤として酸化鉛が試されました。その配合の妙により、それまでのガラス製品にはない底しれぬ透明感と優美な輝きをもったガラスが誕生。このときの「まるで水晶(ROCK CRYSTAL)のようだ」という言葉が「クリスタル」の呼び名の由来となっています。ファインボーンチャイナ同様、クリスタルも職人、技術者のたゆまぬ研究と努力のなかで偶然生まれた天上からの気品ある贈り物ともいえる。その後、17世紀から18世紀にかけて、炭酸カリウムの焼成や洗鉱、限りある白い珪砂の選別、良質の鉛による酸化鉛の生成など、しだいに純度の高い原料が加工されてクリスタルガラスの品質もますます高くなっていく。そして、イングランドでのクリスタルガラスの成功はヨーロッパ・北米・インドまで及びました。
5代目経営者 ピエール・A・ゴダール・デマレの理念に基づいて、19世紀のバカラは完璧性と巧緻な技術を模索し続け、数々の技術が開発されました。そして、より美しい均一な作品が製造できるようになった。この頃に現在でもバカラの装飾技術の柱となっているグラヴィール技法が確立された。( グラヴィール:仏語で「彫刻」の意味。様々な紋様、花、人物などを量感ある表現でクリスタルガラスに刻み込む技法。)また、バカラ大きく2種類のカット方法があります。一つは、カバーホイールエングレイブ法。直径1mmから数10mmの様々な銅製ホイールを使い分けながら、クリスタルの表面に彫刻を施す技法。この技法は19世紀後半に成熟期を迎え当時のグラヴィール職人は芸術家とみなされた。もう一つには、エッチング法。フッ化水素酸によるクリスタルガラスの腐食を利用した装飾法。バカラでは、プレーンに残す部分を特殊インクを転写紙で付着させて保護する方法とワックスを付着させて保護する方法の2種類の方法を柄によって使い分けています。このような後進の努力によって1855年、1867年のパリ万国博覧会でバカラには最高賞の栄誉が贈られました。
5月で7周年を迎えたル・ノーブル神戸三宮店にて、「7周年記念感謝祭」を開催しております。上記の『エンパイ』をはじめ、製造中止になってしまった『プレステージ』や『アンペラトール』、『コンコルド』等、入荷しております。*プレステージのページへ
また、バカラ生誕240周年を記念し過去の代表作を復刻し、新たに手を加え作られた限定商品が神戸三宮店にてご覧いただけます。2000年の代表作品として、甦った『ツィスト ベース』。バカラのトップデザイナー「Nicolas Triboulot」作。世界限定50本という希少なお品です。
2日(火)午前中までにご入金の確認をとらせていただきました方とさせていただきます。
母の日(5月14日)当日の配達は、5月11日午前中までに御入金が確定したものを対象とさせて頂きます。 配達日のご希望につきましては、ご注文時に必ず指定日をご記入の上、お早めにご注文ください。
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