300年以上にわたるマイセンの歴史は、長い伝統が持つ特別な技術と進化の歴史でもあります。1708年〜1709年のヨーロッパ磁器の発明は、アウグスト強王が1710年にマイセンを設立するきっかけとなり、今日に至るまで、豪華な食器のシリーズ、壮麗なジュエリー、スタイリッシュなインテリア製品の生産へと進化してきました。これらのマイセンの芸術的作品を作成するために最も必要なものは、300年前と変わらずヨーロッパの最も小さなカオリン鉱山で取れる土ですが、さらにマイセンの絵付けの研究室に数百年にわたって保存されている貴重な資料も重要な役割を果たしています。

リミテッドエディションは、マイセンの創設者である、ザクセン選帝侯アウグスト強王が注文したアイテムなど、マイセン創設以来300年の歴史を象徴するアイテムを復刻させたもので、毎年数十点ずつ発表されています。磁器収集に熱狂的だった18世紀の王侯貴族のように、芸術を愛するコレクターとして、この逸品たちの永遠の価値を持つすばらしい技術を堪能してください。

もしあなたが鳥の楽園を訪れてみたいなら、この素晴らしい壁飾りで十分な機会を得られるでしょう。エレガントなプラチナと、素晴らしく細部に凝った青のアンダーグレーズで絵付けされた花や、鳥たちの世界は優雅で牧歌的でもあります。このデザインの原画は古い版画から取られています。

宝物はドラゴンによって護られます。もしあなたが特別に大事なものを持っているなら、このボックスに入れてください。ただし、取扱いには十分ご注意を。これ自体が貴重なマイセンの宝なのですから。フタや、ボウルの表面には金と銅で竜や、梅、ザクロが描かれており、いずれのモチーフも繁栄の象徴となっています。

つまみの部分のナッツと表面の野菜の絵は、まるで市場に売られている本物のよう。触れると食べることができそうです。現代風の野菜の絵付けと、18世紀の型である蓋付きボウルを融合させた作品です。このナッツのつまみは、誰がどういう目的で付けたのかはわかってはおりませんが、熟練のデザインと技術は、この作品の全体の雰囲気を引き締めています。

このマグカップは現代風に見えますが、その起源は古典にあります。「猿の楽隊」は、マイセンの世界的に有名な古典のモチーフの一つです。このモチーフが最初に作られた1753年から約250年の後、現代のアーティストによりこのモチーフは蘇りました。

マイセン創設時の造形師、ヨハン・ホアキム・ケンドラーの1738年の作成です。ケンドラーのメモによると、貝殻や、白鳥などの図形はギリシャ神話からテーマが取られており、魚の体を持つ海の神、トリトンの子供が白鳥にまたがる姿を創造しました。