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Luxury Selection vol.54 マイセンクリスタル

マイセン(Meissen) マイセンクリスタル 2013 Dresden 足付きボウル(レッド)
マイセン(Meissen) マイセンクリスタル 2013 Dresden 足付きボウル(レッド)

2013年2月ドイツ、マイセンにあるマイセンクリスタルに
ル・ノーブルスタッフが訪問しました。

右上・マイセンクリスタル社。
右下・マイセンの街にある古城・アルブレヒト城。エルベ川に面した丘陵の上に建つ後期ゴシック様式の城郭で、マイセン陶器の原点とも言われる場所。
左・マイセンの街の特徴である赤い屋根を一望。

“マイセンクリスタル”の工房は、東ドイツ・ザクセン州の州都であり観光都市としても有名なドレスデンより、車で約30分程の街「マイセン」にあります。街の中心地より少し離れた郊外に建っており、有名なマイセン磁器博物館とはエルベ川を隔て車でさらに約10分ほどの距離です。

マイセンクリスタルはクリスタルガラスを加飾するメーカーです。ガラス自体は作っておらず、ガラス窯もありません。数十人の社員は大多数が“エングレーヴィング”、“カッティング”の技術者であり、マイセンの街に暮らす人たちとのことでした。熟錬の技術者たちは、何十年も働き続けている人がほとんどで、500年以上に亘る“ザクセンガラス”の技術を今に受け継いでいます。

ザクセンガラスは、ヨーロッパで最も早く磁器の焼成に成功したドイツの科学者エーレンフリート・ヴァルター・チルンハウスにより生み出されました。彼の磁器焼成の研究を受け継いだヨハン・フリードリヒ・ベドガーがマイセン磁器を完成させた話が有名ですが、ドレスデンにガラス工場を創設したのもまたチルンハウスの業績です。

現在の「マイセンクリスタル社」は、初代が第二次世界大戦の終戦、そしてドレスデンの爆撃からわずか2年後の混乱の時代の1947年に父の工場を引き継ぎ、マイセンの街にガラスの仕上げ加工工場を設立したのが始まりでした。
しかし、東ドイツの政治的・社会的混乱は大変厳しくドイツではあまり業績が思わしくなく、設立より5年後の1952年に当時の東ドイツの企業としては異例のアメリカへの輸出を始めます。このことからも初代は大変研究熱心で、意欲的であったと思われます。その後、アジア、中東などにも輸出を広げることとなり、日本でも馴染み深いものとなりました。

マイセンクリスタルに使われているクリスタルガラスのの主な原材料は、炭酸カリ、炭酸ソーダ、鉛丹です。高い透明度と輝きを放っているのは、酸化鉛を24%含んでいるためです。

加飾を行う際、まずガラスの表面に耐水性インクのペンで、カット・デザインが書き込まれます。その後、ダイヤ研磨盤で縁や、格子柄をカッティングで施し、ダイヤ製のグラインダーで花模様を刻み入れていきます。この刻み込む作業は下書き無しで行われるため、技術のほかに想像力と確かな目が何よりも重要です。そして最後に花模様の細部が仕上げられていきます。さまざまな道具や技術が駆使されることによって、花模様が立体的に、活き活きとあらわれてきます。
作業完了後、職人は製品の一つ一つに自分のイニシャルと、マイセン・クリスタルの「M」のマークを刻み入れます。製品は最終チェックにかけられ、洗浄された後、ラベルが貼られ慎重に梱包されます。

数多くあるガラスの仕上げ加工の中でも、マイセンクリスタルのグレーヴィングは、技術性、芸術性また美しさの面からみても最も高い水準に達しています。光の反射を計算に入れた上で、ガラスの上に刻み込まれた模様は、まさに造形美術における奇跡です。モチーフは、長年にわたるマイセン磁器の工芸芸術家チームとの協力により、マイセン磁器の模様から取られています。ひとつのガラス器に生命を吹き込む彼らの熟練の技は、まさに名人の名にふさわしいものばかりです。マイセン・クリスタルの製品はグレーヴィング、カッティングすべて、手作業で行われています。全ての職人は、3年以上の修練機関を経て養成されます。製品そのものの持つフォーム・そしてカット、模様がすべて調和してはじめてマイセン・クリスタルは完成します。

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