全国の洋食器ファンのみなさん、こんにちは。本社の楠橋です。
今回も古代地中海世界の陶磁について取り上げます。
是非、チャレンジして下さいね。
【問題7】
次の�，�ら�い蓮▲茵璽蹈奪册�磁の中で「壺」に関する説明です。
何を説明しているか、下の（あ）から（お）より選びなさい。
� ．Ε┘奪献Ε奪匹離献礇好僉爾梁緝什遒任△襦�
�◆．屮螢謄鹽腓任弔�られたテラ・シギラータ（赤色磨研土器）
である。
�� 18世紀、ポンペイなどの発掘によって呼び起こされた
古代ブームにより、盗掘や発掘で数多くの壺が地上に姿を
現わした。そして、ヨーロッパの知識人階級に熱心に収集され、
美術や陶芸の分野で多大な影響を与えた。
�ぁ‐發魑佞気砲靴燭茲Δ聞�口の大型の壺で、キターラという
楽器を抱える男性が、有翼の女神から何かを授かっているような
情景である。
（あ）ホメロスの壺 （い）ペガサスの壺 （う）エトルリアの壺
（え）戦車競技図壺 （お）アンフォラの壺
では、解答を見ましょう。
【解答】
� 覆ぁ法´◆覆─法´�（う） �ぁ覆◆�
【解説】
（あ）ホメロスの壺： 問題文�い両襍覆砲弔い董�18世紀には
ホメロス（BC8世紀のギリシアの詩人）が戴冠する場面と解釈され
「ホメロスの壺」として知られていた。
（い）ペガサスの壺： ウエッジウッドはホメロスの壺をもとに
レプリカを制作したが、蓋の上に天馬ペガサスが載っている
ところから「ペガサスの壺」の名で知られている。
（う）エトルリアの壺： エトルリアとは、古代ローマ人がイタリア
半島を支配する以前に、半島中部に文明を築いた民族で、優れた
ギリシア陶器を大量に輸入していた。
（え）戦車競技図壺： 型を用いてつくり、その上に鉄分を含む化粧土
をかけて焼いた小さな壺（高さ15ｃｍ）。古代ローマ帝国で盛んに
行なわれた二輪戦車のレースの様子が周囲に表されている。
（お）アンフォラの壺： アンフォラとは、口縁下から肩の両側に
かけて取っ手が二つ付く貯蔵用の壺である。
（参考文献）
大平雅巳著『すぐわかる ヨーロッパ陶磁の見かた』
（2006年6月初版）�蠹豕�美術
それでは、次回をお楽しみに。ごきげんよう。
