イギリス陶磁器の里を訪ねて(その2)

2010.04.26 月 仕入課

いよいよ、ウエッジウッドビジターセンターに入館!
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入ってすぐに、チケット売り場とショップがあり、ビジターセンターの記念となるお土産ものが売ってます。またバーラストンコレクションというここでしか売っていないウエッジウッドの商品も売ってます。

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ジャスパーのマーブル柄ベースと、ジョサイア・ウエッジウッドの孫チャールズ・ダーウィンの肖像が書かれたプレート

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扉をくぐって「ウエッジウッドの世界(The Wedgwood Story)」へ・・

ここでは、主に創業から現在に至るまでの ウエッジウッドの業績を紹介しています。

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ウエッジウッド創始者ジョサイア・ウエッジウッドが活躍したのは、このバーラストン工場ではなく、エトルリア工場でした。エトルリアで、ジョサイアはいろいろな磁器の素地や、釉薬の研究に明け暮れます。有名なものは、クイーンズウェアと呼ばれるクリームウェア、ブラックバサルト、ジャスパーですが、こちら以外にもいろいろな作品、焼き物を作るための道具、果てはセールスの方法まで幅広くアイディアを実現していきます。

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後にクイーンズウェアと呼ばれるクリームウェア。その名のとおりクリーム色の素地です。

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黒色の光沢を持つブラックバサルト。

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「古代の赤」という意味のロッソ・アンティコ。イギリスのこのあたりでは赤い土が取れていたようです。

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「ケーン・ウェア」ケーンとは、竹や、サトウキビの節の意味です。どことなく東洋風ですね。黄色と、緑赤青のコントラストがかわいいですね。

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おなじみジャスパー。今ではターコイズブルーの青が良く知られていますが、最初は白だったそうです。


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そして、ジョサイア・ウエッジウッド2世の時代に、あのボーンチャイナが完成します。

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そして、20世紀に入り、1940年ごろ工場がここバーラストンに移転します。

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ボーンチャイナ全盛になり、デザインも多様化します。シンプルでモダンなデザインもウエッジウッドの特徴です。

ここであげたいろいろな作品以外にも、数々のウエッジウッドの業績は紹介しきれません。特に初代ジョサイア・ウエッジウッドは研究者としての才能にとどまらず、商品にかかる運搬費などの経費を削減するため、運河を築いたり、客からのオーダーを取るため、ロンドンにショールーム、また柄や、モチーフを集めたカタログを作ったり、優れたセールスマンであったといいます。しかし、その心は広く一般の人にも良い商品を届けるのが目的だったそうです。まさしく現代にも通じる企業家であったといえます。

次回はセンター内にあるさまざまな施設をご案内します。


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