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アラビア(フィンランド)
アラビア(ARABIA) フィンランド独立100周年記念 マグカップ Isak(イサク) 1914 ARABIA FIN100 MUG
- ゆうパケット
- 文字入れ可
- ラッピング可
- 廃盤品
- 日本未入荷
- レアもの
- 在庫品限り
※こちらのマグは、全10個の内 ■1:Isak(イサク)1914 1個になります。
2017年12月6日、フィンランドがロシアから独立して100周年を迎えます。
ムーミンカップで人気を誇るアラビアも、2017年の限定生産品「ARABIA FIN100 MUG」を記念販売します。発売されるカップは全部で10種類。それぞれ各年代におけるアラビアの代表的パターンがプリントされています。現在のアラビアでは珍しいクラシックなパターンから、2017年の最新デザインまで、アラビアのこれまでのデザインの変遷を感じられる記念すべきコレクションです。
デザインを選出したのはアラビアのデザインチームで、一方的に決めたわけでなく、ファンの好みなどを事前にリサーチしたそう。しかも、最後は投票で9パターンが決定されました。
そして、10個目はHeini Riitahuhta(ヘイニ・リータフフタ)氏がデザイン。フィンランドの豊かな自然をモチーフにした、大胆かつ繊細なラインと独特の色彩表現が特徴です。彼女は現在のアラビアを代表するデザイナー、つまりは今まさに歴史を刻んでいる人。日本でも「ヘイニ・リータフフタ展」が開催されるほど話題のデザイナーです。
1:Isak(イサク)1914
2:She-fo(シェ フォ)1926
3:Myrna(マーナ)1937
4:Suomen Kukka(スオメン クッカ)1941
5:Hattara(ハッタラ)1956
6:Pastoraali(パストラーリ)1965
7:Esteri(エステリ)1973
8:TimBua(ティムボア)1987
9:Bebop(ビーバップ)1992
10:Huvila(フヴィラ)2017
■1:Isak(イサク)1914
20世紀の初め、アラビアのテーブルウェアは、アール・ヌーボーの影響を受け、自国のカレリア地方などに伝わる幾何学模様や、動植物などの自然からのインスピレーションによるモチーフを使ったシンプルかつ優雅な装飾が施されていました。パターンには、アドルフ、アルネ、イント、イサク、ヤロのような男性の名前がつけられており、イサクはそのようにして名づけられたパターンのひとつです。
■2:She-fo(シェ フォ)1926
グレタ・リサ・イェーデルホルム-スネルマン(1894-1973)によるデザインです。パリで暮らしていた経験や、1920年代の古典主義やアール・デコ様式を取り入れ、アラビアのテーブルウェアに自然をモチーフにしたものや、幾何学的な装飾を施しました。
■3:Myrna(マーナ) 1937
マーナは、装飾デザイナーのオルガ・オソル(1905-1994)によるデザインです。マーナは1930年代のアメリカのムービースターである、小悪魔な魅力で世の男達の心をわしづかみにしたマーナ・ロイからのネーミングです。マーナは1937年の発表以降、世界中の多くの人々を魅了し続け、2005年まで生産されていた大変人気のパターンです。
■4:Suomen Kukka(スオメン クッカ)1941
スオメン クッカ(「フィンランドの花」の意)の、美しく強いながらも、繊細で謙虚さも併せ持ったデザインは、フィンランドや北欧の国の人々を思い起こさせます。スオメン クッカシリーズは、1941年から1956年と、1966年から1968年までの間、アラビアの優雅なディナーセットやティーセットとして生産されていました。
■5:Hattara(ハッタラ)1956
1947年から86年まで活躍した、アラビアの最も有名な装飾デザイナー、ライヤ・ウォシッキネン(1923-2004)によるデザインです。その数は、テーブルウェアだけでも数百にのぼります。彼女の作品の中には、カイ・フランクがフォルムデザインをしたものが多く、シンプルなデザインのフォルムに彼女の作りだす装飾が見事にマッチし、数多くの人気作品が生まれました。ハッタラ(綿菓子の意)は、彼女の最も有名なパターンの1つ。1961年に、カリフォルニア州サクラメント市で開催された展覧会で金メダルを受賞しています。幅広い色による表現方法や、製造工程から装飾方法に至るまでの包括的な知識は、多くの特徴的なパターンを生み出すことに役立ちました。
■6:Pastoraali(パストラーリ)1965
デザインをしたエステリ・トムラ(1920-1998)は、アラビアの最も重要な装飾デザイナーの1人です。1960年代後半から製作されたパストラーリ(牧歌の意)は、オフホワイトの素地に墨色の線描きとブルーの着色、流し目の美女が印象的なシリーズです。
■7:Esteri(エステリ) 1973
パストラーリと同じエステリ・トムラ(1920-1998)によるパターン。1960年代から70年代にかけてのアラビアの美しく日常的なテーブルウェアの中には、多くの人々に愛されたエステリ・トムラのパターンがいくつかあります。1973年に、アラビア工場の100周年を記念してデザインしたエステリもそのひとつ。1973年の一年だけ生産されたカップ&ソーサーの柄が1970年代を代表するパターンとして採用されました。白磁にレトロモダンなお花がデザインされており、深いコバルトブルーの彩色がアクセントになっています。
■8:TimBua(ティムボア)1987
アメリカのビジュアルアーティストでありデザイナーのハワード・スミス(1928)は、1960年にペンシルバニア美術アカデミーに入学し、在学中の1962年にフィンランドへ渡り、数年間ヘルシンキにある応用芸術の研究所でカイ・フランクのアシスタントをしていました。彼の作品の特徴は、明るい色とはっきりとした形。ティムボアのパターンは、象形文字からインスピレーションを得たようです。
■9:Bebop(ビーバップ)1992
ヘイッキ・オルボラ(1943)は、1987年以降、アラビアのアートデパートメントで働いています。彼は、異なるジャンルの音楽、ブルースやバラード、ビーバップなどを融合させたパターンをデザインする仕事を与えられました。ビーバップ(ジャズの一種でアドリブを重んじる形態)は、1992年のコーヒー&ティーセットに用いられたパターンです。ビーバップシリーズは金で装飾され、1990年代らしい華やかさや豪華さが表現されていました。
■10:Huvila(フヴィラ)2017
ヘイニ・リータフフタ(1975)は、2003年にアラビア・アートデパートメントソサエティに加わりました。 フヴィラは、直訳すると「別荘」という意味ですが、フィンランド人が夏の間に過ごすサマーハウスを指しているのではないでしょうか。野原一面に咲いた夏の花のパターンは、彼女の得意とする花がテーマとなっています。1920年代のフリーハンドによるスケッチ技法を用いて、現代の作品として描かれたエレガントで洗練されたパターンは、まさに2017年のフィンランド独立100周年にふさわしい繊細なデザインとなっています。
2017年12月6日、フィンランドがロシアから独立して100周年を迎えます。
ムーミンカップで人気を誇るアラビアも、2017年の限定生産品「ARABIA FIN100 MUG」を記念販売します。発売されるカップは全部で10種類。それぞれ各年代におけるアラビアの代表的パターンがプリントされています。現在のアラビアでは珍しいクラシックなパターンから、2017年の最新デザインまで、アラビアのこれまでのデザインの変遷を感じられる記念すべきコレクションです。
デザインを選出したのはアラビアのデザインチームで、一方的に決めたわけでなく、ファンの好みなどを事前にリサーチしたそう。しかも、最後は投票で9パターンが決定されました。
そして、10個目はHeini Riitahuhta(ヘイニ・リータフフタ)氏がデザイン。フィンランドの豊かな自然をモチーフにした、大胆かつ繊細なラインと独特の色彩表現が特徴です。彼女は現在のアラビアを代表するデザイナー、つまりは今まさに歴史を刻んでいる人。日本でも「ヘイニ・リータフフタ展」が開催されるほど話題のデザイナーです。
1:Isak(イサク)1914
2:She-fo(シェ フォ)1926
3:Myrna(マーナ)1937
4:Suomen Kukka(スオメン クッカ)1941
5:Hattara(ハッタラ)1956
6:Pastoraali(パストラーリ)1965
7:Esteri(エステリ)1973
8:TimBua(ティムボア)1987
9:Bebop(ビーバップ)1992
10:Huvila(フヴィラ)2017
■1:Isak(イサク)1914
20世紀の初め、アラビアのテーブルウェアは、アール・ヌーボーの影響を受け、自国のカレリア地方などに伝わる幾何学模様や、動植物などの自然からのインスピレーションによるモチーフを使ったシンプルかつ優雅な装飾が施されていました。パターンには、アドルフ、アルネ、イント、イサク、ヤロのような男性の名前がつけられており、イサクはそのようにして名づけられたパターンのひとつです。
■2:She-fo(シェ フォ)1926
グレタ・リサ・イェーデルホルム-スネルマン(1894-1973)によるデザインです。パリで暮らしていた経験や、1920年代の古典主義やアール・デコ様式を取り入れ、アラビアのテーブルウェアに自然をモチーフにしたものや、幾何学的な装飾を施しました。
■3:Myrna(マーナ) 1937
マーナは、装飾デザイナーのオルガ・オソル(1905-1994)によるデザインです。マーナは1930年代のアメリカのムービースターである、小悪魔な魅力で世の男達の心をわしづかみにしたマーナ・ロイからのネーミングです。マーナは1937年の発表以降、世界中の多くの人々を魅了し続け、2005年まで生産されていた大変人気のパターンです。
■4:Suomen Kukka(スオメン クッカ)1941
スオメン クッカ(「フィンランドの花」の意)の、美しく強いながらも、繊細で謙虚さも併せ持ったデザインは、フィンランドや北欧の国の人々を思い起こさせます。スオメン クッカシリーズは、1941年から1956年と、1966年から1968年までの間、アラビアの優雅なディナーセットやティーセットとして生産されていました。
■5:Hattara(ハッタラ)1956
1947年から86年まで活躍した、アラビアの最も有名な装飾デザイナー、ライヤ・ウォシッキネン(1923-2004)によるデザインです。その数は、テーブルウェアだけでも数百にのぼります。彼女の作品の中には、カイ・フランクがフォルムデザインをしたものが多く、シンプルなデザインのフォルムに彼女の作りだす装飾が見事にマッチし、数多くの人気作品が生まれました。ハッタラ(綿菓子の意)は、彼女の最も有名なパターンの1つ。1961年に、カリフォルニア州サクラメント市で開催された展覧会で金メダルを受賞しています。幅広い色による表現方法や、製造工程から装飾方法に至るまでの包括的な知識は、多くの特徴的なパターンを生み出すことに役立ちました。
■6:Pastoraali(パストラーリ)1965
デザインをしたエステリ・トムラ(1920-1998)は、アラビアの最も重要な装飾デザイナーの1人です。1960年代後半から製作されたパストラーリ(牧歌の意)は、オフホワイトの素地に墨色の線描きとブルーの着色、流し目の美女が印象的なシリーズです。
■7:Esteri(エステリ) 1973
パストラーリと同じエステリ・トムラ(1920-1998)によるパターン。1960年代から70年代にかけてのアラビアの美しく日常的なテーブルウェアの中には、多くの人々に愛されたエステリ・トムラのパターンがいくつかあります。1973年に、アラビア工場の100周年を記念してデザインしたエステリもそのひとつ。1973年の一年だけ生産されたカップ&ソーサーの柄が1970年代を代表するパターンとして採用されました。白磁にレトロモダンなお花がデザインされており、深いコバルトブルーの彩色がアクセントになっています。
■8:TimBua(ティムボア)1987
アメリカのビジュアルアーティストでありデザイナーのハワード・スミス(1928)は、1960年にペンシルバニア美術アカデミーに入学し、在学中の1962年にフィンランドへ渡り、数年間ヘルシンキにある応用芸術の研究所でカイ・フランクのアシスタントをしていました。彼の作品の特徴は、明るい色とはっきりとした形。ティムボアのパターンは、象形文字からインスピレーションを得たようです。
■9:Bebop(ビーバップ)1992
ヘイッキ・オルボラ(1943)は、1987年以降、アラビアのアートデパートメントで働いています。彼は、異なるジャンルの音楽、ブルースやバラード、ビーバップなどを融合させたパターンをデザインする仕事を与えられました。ビーバップ(ジャズの一種でアドリブを重んじる形態)は、1992年のコーヒー&ティーセットに用いられたパターンです。ビーバップシリーズは金で装飾され、1990年代らしい華やかさや豪華さが表現されていました。
■10:Huvila(フヴィラ)2017
ヘイニ・リータフフタ(1975)は、2003年にアラビア・アートデパートメントソサエティに加わりました。 フヴィラは、直訳すると「別荘」という意味ですが、フィンランド人が夏の間に過ごすサマーハウスを指しているのではないでしょうか。野原一面に咲いた夏の花のパターンは、彼女の得意とする花がテーマとなっています。1920年代のフリーハンドによるスケッチ技法を用いて、現代の作品として描かれたエレガントで洗練されたパターンは、まさに2017年のフィンランド独立100周年にふさわしい繊細なデザインとなっています。
ブランドについて
アラビア(フィンランド)
「陶磁器製品 バックスタンプについて」
バックスタンプのデザインは製造時期により商品画像と異なる場合がございます。
また、カップとソーサーでも同一でない場合がございます。予めご了承くださいませ。
北欧を代表する窯として愛され続けているフィンランドの陶磁器ブランド「アラビア(ARABIA)」は、デザイン性、芸術性に優れながら使い勝手に配慮した実用的な陶磁器の製作を続けています。カイ・フランク、ビルイエル・カイピアイネン、ヘイッキ・オルボラなど、世界屈指のデザイナー達が個々の感性を自由に表現した作品は、常に世間を魅了しています。際立ってシンプルなものから、華やかなロマン溢れる作品まで、オリジナリティー豊かな製品を幅多く揃えているのもアラビアならではの特徴です。
商品詳細
商品番号 | 641180100321 |
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商品説明 | ※こちらのマグは、全10個の内 ■1:Isak(イサク)1914 1個になります。 2017年12月6日、フィンランドがロシアから独立して100周年を迎えます。 ムーミンカップで人気を誇るアラビアも、2017年の限定生産品「ARABIA FIN100 MUG」を記念販売します。発売されるカップは全部で10種類。それぞれ各年代におけるアラビアの代表的パターンがプリントされています。現在のアラビアでは珍しいクラシックなパターンから、2017年の最新デザインまで、アラビアのこれまでのデザインの変遷を感じられる記念すべきコレクションです。 デザインを選出したのはアラビアのデザインチームで、一方的に決めたわけでなく、ファンの好みなどを事前にリサーチしたそう。しかも、最後は投票で9パターンが決定されました。 そして、10個目はHeini Riitahuhta(ヘイニ・リータフフタ)氏がデザイン。フィンランドの豊かな自然をモチーフにした、大胆かつ繊細なラインと独特の色彩表現が特徴です。彼女は現在のアラビアを代表するデザイナー、つまりは今まさに歴史を刻んでいる人。日本でも「ヘイニ・リータフフタ展」が開催されるほど話題のデザイナーです。 1:Isak(イサク)1914 2:She-fo(シェ フォ)1926 3:Myrna(マーナ)1937 4:Suomen Kukka(スオメン クッカ)1941 5:Hattara(ハッタラ)1956 6:Pastoraali(パストラーリ)1965 7:Esteri(エステリ)1973 8:TimBua(ティムボア)1987 9:Bebop(ビーバップ)1992 10:Huvila(フヴィラ)2017 ■1:Isak(イサク)1914 20世紀の初め、アラビアのテーブルウェアは、アール・ヌーボーの影響を受け、自国のカレリア地方などに伝わる幾何学模様や、動植物などの自然からのインスピレーションによるモチーフを使ったシンプルかつ優雅な装飾が施されていました。パターンには、アドルフ、アルネ、イント、イサク、ヤロのような男性の名前がつけられており、イサクはそのようにして名づけられたパターンのひとつです。 ■2:She-fo(シェ フォ)1926 グレタ・リサ・イェーデルホルム-スネルマン(1894-1973)によるデザインです。パリで暮らしていた経験や、1920年代の古典主義やアール・デコ様式を取り入れ、アラビアのテーブルウェアに自然をモチーフにしたものや、幾何学的な装飾を施しました。 ■3:Myrna(マーナ) 1937 マーナは、装飾デザイナーのオルガ・オソル(1905-1994)によるデザインです。マーナは1930年代のアメリカのムービースターである、小悪魔な魅力で世の男達の心をわしづかみにしたマーナ・ロイからのネーミングです。マーナは1937年の発表以降、世界中の多くの人々を魅了し続け、2005年まで生産されていた大変人気のパターンです。 ■4:Suomen Kukka(スオメン クッカ)1941 スオメン クッカ(「フィンランドの花」の意)の、美しく強いながらも、繊細で謙虚さも併せ持ったデザインは、フィンランドや北欧の国の人々を思い起こさせます。スオメン クッカシリーズは、1941年から1956年と、1966年から1968年までの間、アラビアの優雅なディナーセットやティーセットとして生産されていました。 ■5:Hattara(ハッタラ)1956 1947年から86年まで活躍した、アラビアの最も有名な装飾デザイナー、ライヤ・ウォシッキネン(1923-2004)によるデザインです。その数は、テーブルウェアだけでも数百にのぼります。彼女の作品の中には、カイ・フランクがフォルムデザインをしたものが多く、シンプルなデザインのフォルムに彼女の作りだす装飾が見事にマッチし、数多くの人気作品が生まれました。ハッタラ(綿菓子の意)は、彼女の最も有名なパターンの1つ。1961年に、カリフォルニア州サクラメント市で開催された展覧会で金メダルを受賞しています。幅広い色による表現方法や、製造工程から装飾方法に至るまでの包括的な知識は、多くの特徴的なパターンを生み出すことに役立ちました。 ■6:Pastoraali(パストラーリ)1965 デザインをしたエステリ・トムラ(1920-1998)は、アラビアの最も重要な装飾デザイナーの1人です。1960年代後半から製作されたパストラーリ(牧歌の意)は、オフホワイトの素地に墨色の線描きとブルーの着色、流し目の美女が印象的なシリーズです。 ■7:Esteri(エステリ) 1973 パストラーリと同じエステリ・トムラ(1920-1998)によるパターン。1960年代から70年代にかけてのアラビアの美しく日常的なテーブルウェアの中には、多くの人々に愛されたエステリ・トムラのパターンがいくつかあります。1973年に、アラビア工場の100周年を記念してデザインしたエステリもそのひとつ。1973年の一年だけ生産されたカップ&ソーサーの柄が1970年代を代表するパターンとして採用されました。白磁にレトロモダンなお花がデザインされており、深いコバルトブルーの彩色がアクセントになっています。 ■8:TimBua(ティムボア)1987 アメリカのビジュアルアーティストでありデザイナーのハワード・スミス(1928)は、1960年にペンシルバニア美術アカデミーに入学し、在学中の1962年にフィンランドへ渡り、数年間ヘルシンキにある応用芸術の研究所でカイ・フランクのアシスタントをしていました。彼の作品の特徴は、明るい色とはっきりとした形。ティムボアのパターンは、象形文字からインスピレーションを得たようです。 ■9:Bebop(ビーバップ)1992 ヘイッキ・オルボラ(1943)は、1987年以降、アラビアのアートデパートメントで働いています。彼は、異なるジャンルの音楽、ブルースやバラード、ビーバップなどを融合させたパターンをデザインする仕事を与えられました。ビーバップ(ジャズの一種でアドリブを重んじる形態)は、1992年のコーヒー&ティーセットに用いられたパターンです。ビーバップシリーズは金で装飾され、1990年代らしい華やかさや豪華さが表現されていました。 ■10:Huvila(フヴィラ)2017 ヘイニ・リータフフタ(1975)は、2003年にアラビア・アートデパートメントソサエティに加わりました。 フヴィラは、直訳すると「別荘」という意味ですが、フィンランド人が夏の間に過ごすサマーハウスを指しているのではないでしょうか。野原一面に咲いた夏の花のパターンは、彼女の得意とする花がテーマとなっています。1920年代のフリーハンドによるスケッチ技法を用いて、現代の作品として描かれたエレガントで洗練されたパターンは、まさに2017年のフィンランド独立100周年にふさわしい繊細なデザインとなっています。
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色 | オレンジ(橙) |
柄 | 花/植物/フルーツ |
材質 | 陶磁器製品 > 磁器 |
カテゴリー |
食器 > カップ > マグカップ > 洋食器 |
特集 | |
注意事項 |
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