Baccarat
バカラ
アルクール コレクション
「アルクールを知ること、
それはバカラを知ること」
1841年、フランス国王ルイ・フィリップのモノグラムを掘り込んだ正餐用グラスの制作を依頼されたバカラは、6面の美しいフラットカットグラスを生み出しました。このグラスは、1825年にアルクール侯爵家婚礼の際にデザインの原形が作られた事から「アルクール」と名付けられました。その後もアルクールは、シャルル10世、ナポレオン3世、ルイ・フィリップ王など王侯貴族に愛用され、法王ベネディクト15世によってバチカンで使用するグラスとしても選ばれてきました。以来、当初の技法を変えることなく、今も色あせることのないバカラを代表するシリーズです。バックスタンプにもシルエットが採用されています。
6角形の台座と6面のフラットカットからなるグラスの完成までには60人もの職人を要します。このシリーズは比類なきノウハウの象徴であり、まさにバカラの歴史といっても過言ではありません。またバカラには「メートル・ダール(日本の人間国宝に相当)」の職人が24人も在籍し、その卓越した知識と技術が惜しげもなく注がれています。革新的で古びることのないアルクールのデザインは、現在もフィリップ・スタルクなど高名なデザイナーを触発し、魅力的な作品が生れています。180年前より燦然ときらめき続けるアルクールは、グラスにとどまらずさまざまな商品カテゴリーへとその裾野を広げています。