カトラリーの種類と用途 ー まずは日本の標準「デザートサイズ」から ー
カトラリーとは、食卓で使うナイフ・フォーク・スプーンなどの総称です。「デザートスプーンとティースプーン、何が違うの?」「それぞれの名称や用途は?」── そんな素朴な疑問に、ル・ノーブル編集部がやさしくお答えします。ここではカトラリーの種類と用途を、名称とともに一覧でご紹介。一気に全部揃えなくても大丈夫。まずは毎日使うデザートサイズから、少しずつ広げていきましょう。
こんな方に、おすすめのガイドです
― 当てはまったら、まずは「スプーン」からどうぞ ―
- 一人暮らしや新生活でカトラリーを揃えたい方
- 結婚祝い・引っ越し祝いに何を選ぶか迷っている方
- スプーンやフォークの、サイズや種類の違いが気になる方
- 毎日のテーブルに、少しだけ"よそ行き感"が欲しい方
ピンとくる項目がなくても大丈夫。
まずは ① スプーン から眺めてみてください。
読む前に、知っておきたい2つのこと
― 「テーブル」と「デザート」、どちらを買えばいい? ―
「テーブルサイズ」と「デザートサイズ」って何が違うの?
欧米で食事のメインに使うのが「テーブル」サイズ、日本やアジアで食事のメインに使うのが「デザート」サイズ。本来は食後のデザート用に生まれた一回り小さいサイズが、日本人の手の大きさや家庭料理にちょうど良かったため、国内では「デザートサイズ」が標準として広まりました。結論: 日本の家庭で使うなら、まずはデザートサイズが安心です。この後の各章では、「ディナー」「デザート」「小型」の3つのサイズごとに、そのまま一覧へ進めます。
「デザートスプーン」とは? 名称と用途を知りたい
デザートスプーンとは、その名の通りデザート用として生まれた、日本の家庭で最も使いやすいサイズのスプーン。ライス・スープ・カレーまで幅広く使えます。同じようにティースプーンとは紅茶やコーヒーに、デミタススプーンとはエスプレッソに使う小ぶりな一本。それぞれの名称と用途は、下の各章のカードで詳しくご紹介します。
①まずはスプーンから
― 朝のヨーグルト、午後の紅茶、夜のスープ。1日に何度も手に取る、いちばん身近な1本 ―
サイズは3つ。まずは日本の標準「デザートサイズ」から
サイズごとの一覧へ、そのまま進めます
デザートサイズ(18cm程度)
Dessert Size
日本の家庭の標準サイズで、最初の1本ならこれ。デザートスプーンなら朝のヨーグルト、夜のカレー、デザートのプリンまで1本で使い回せます。ポタージュには、匙先が丸く液体をすくいやすいスープスプーンを。
ディナーサイズ(20cm程度)
Dinner Size
欧米で食事のメインに使う大ぶりサイズ。テーブルスプーンとも呼ばれ、フォーマルディナーのスープやパスタに。大皿料理の取り分けにも活躍します。本格的なホームパーティーを楽しむようになったら。
小型(ティー・デザート添え)
Small Size
紅茶に添えるティースプーン、深めのコーヒースプーン、エスプレッソ用のデミタススプーン。ほかにもアイスクリームスプーン、パフェ用に柄が長いソーダスプーン、メロンスプーンやグレープフルーツスプーンなど、ティータイムとデザートの名脇役が揃うサイズです。
②フォークの使い分け
― 歯(先端)の本数と長さで、ぴったりの料理が決まります ―
フォークは「ティーン」と呼ばれる歯の数や長さで用途が変わります。最初は1サイズ、慣れたら料理に合わせて広げるのが安心です。
サイズは3つ。まずは万能な「デザートサイズ」から
サイズごとの一覧へ、そのまま進めます
デザートサイズ(17cm程度)
Dessert Size
日本の家庭でいちばん使われるサイズ。デザートフォークはオードブルから肉料理、デザートまで1本で兼用できる便利さで、最初に揃えるならこの1本です。デザートナイフとセットで使うのが定番。
ディナーサイズ(20cm程度)
Dinner Size
欧米標準サイズの大ぶりな1本。テーブルフォークはフォーマルディナーのメインディッシュに。骨を外しやすい歯先カーブのフィッシュフォークもこのクラスです。
小型(ケーキ・フルーツ等)
Small Size
ケーキを切り分けやすい幅広歯のケーキフォーク、和菓子に合う2本歯のヒメフォーク、歯先が鋭いフルーツフォーク、グラスに収まるカクテルフォーク、牡蠣専用のオイスターフォーク。ティータイムと前菜の名脇役たちです。
③ナイフを揃える
― 朝食のバターから、メインの肉料理まで ―
ナイフは「鋸刃(のこば)」と「最中柄(もなかえ)」の2種類が一般的。柄の付け根に小さな切り欠きがあるのが最中柄で、より格調高いデザインです。
サイズは3つ。まずは使いやすい「デザートサイズ」から
サイズごとの一覧へ、そのまま進めます
デザートサイズ(22cm程度)
Dessert Size
日本の家庭で使いやすい標準サイズ。デザートナイフはオードブルから肉料理、デザートまで1本でこなせる万能ナイフです。デザートフォークとセットで揃えるのが定番。
ディナーサイズ(24cm程度)
Dinner Size
欧米標準サイズの大ぶりナイフ。テーブルナイフはフォーマルディナーのメインディッシュに使う本格派の1本。刃先が幅広で骨を寄せやすいフィッシュナイフもこのクラスです。
小型・バター等
Small Size
朝食のパンに塗るバターナイフは、1本あるだけで朝のテーブルがホテルの朝食のような佇まいに。刃幅が広く塗り広げやすいバタースプレダー、皮むきにも使えるフルーツナイフもこのサイズです。
④セットで揃える・取り分ける
― 迷ったらセット。来客の日には、取り分けの1組を ―
1本ずつ選ぶのが難しければ、箱入りのカトラリーセットという選び方もあります。大皿料理を取り分ける「奉仕用」カトラリーは、来客の日に1組あるだけで食卓のホスピタリティがぐっと上がります。
カトラリーセット
Cutlery Set
スプーン・フォーク・ナイフをまとめて揃えるなら、ペア用からファミリー用、ギフト向けの箱入りまで揃うセットが近道です。大皿料理の取り分けには、両手で1組として使うサービススプーン&サービスフォークを。ソースポットに添えるグレビーレードルや、匙先が斜めのフィッシュソーススプーンといった"おもてなしの1本"は、スプーン・フォークの各一覧からも探せます。
カトラリーの名前辞典 ― 種類と名称の一覧
― 「この名前のスプーン、どんなもの?」を全30品目から引けます ―
カトラリーとは、ナイフ・フォーク・スプーンなど食卓で使う金物の総称です。ここでは旧テーブルラボから受け継いだ全30品目を、名前から引ける辞典としてまとめました。パフェスプーン(ソーダスプーン)やケーキスプーンのような変わり種も収録しています。選び方に迷ったら、上の各章へどうぞ。
スプーンの名前Spoons

デザートスプーンDessert Spoon
デザートスプーンとは、ライス・スープ・デザートまで幅広く使える、日本の食卓の標準サイズ(18cm程度)のスプーンのこと。名前は「デザート用」ですが、国内では毎日の食事のメインで使われます。



デミタススプーンDemitasse Spoon
エスプレッソコーヒー用の、長さ10cmほどの最小クラスのスプーン。デミタスカップに添える名称で、コーヒースプーンよりさらに小ぶりです。


ブイヨンスプーンBouillon Spoon
ブイヨンスプーンとは、ブイヨンスープやドレッシングに使う丸い匙先のスプーンのこと。スープスプーンよりひと回り小さいのが名称の見分けどころです。

アイスクリームスプーンIce Cream Spoon
アイスクリーム用のスプーン。匙先が平らで幅広く、固いアイスも削り取りやすい形です。

ソーダスプーン(パフェスプーン)Soda Spoon / Parfait Spoon
ソーダスプーンとは、パフェ・アイスクリーム・アイスティー用の、柄の長いスプーンのこと。背の高いパフェグラスの底まで届くことから「パフェスプーン」の名前でも呼ばれます。

ケーキスプーンCake Spoon
ケーキ・デザート用のスプーン。平らな匙先で、ムースや柔らかいケーキを切り分けながら食べられます。フォークでは崩れやすいお菓子に向く、知る人ぞ知る名称です。

メロンスプーンMelon Spoon
メロン・スイカ用のスプーン。匙先が鋸状になっていて、繊維のある果肉もきれいにすくえます。

グレープフルーツスプーンGrapefruit Spoon
グレープフルーツなどの柑橘用スプーン。匙先が尖っていて、薄皮を切りながら果肉だけをきれいに取り出せます。

フィッシュソーススプーンFish Sauce Spoon
魚料理用・デザート用のスプーン。匙先が斜めにカットされていて、お皿の縁からソースを美しくすくえます。
フォークの名前Forks

デザートフォークDessert Fork
オードブル・肉料理・デザート用の、日本の食卓の標準サイズ(17cm程度)のフォーク。デザートスプーン・デザートナイフと3本1組で揃えるのが基本形です。

テーブルフォークTable Fork
肉料理用(正式)の大ぶりなフォーク。欧米で食事のメインに使う「テーブルサイズ(20cm程度)」で、フォーマルなディナーセッティングの主役です。


ヒメフォークHime Fork
ヒメフォークとは、フルーツ・ケーキ用の2本歯の小さなフォークのこと。「姫」の名前の通りかわいらしいサイズで、和菓子や一口サイズの果物に添えます。


フィッシュフォークFish Fork
魚料理用のフォーク。フィッシュナイフと対で使い、骨を外しやすい歯先のカーブが特徴です。

カクテルフォークCocktail Fork
フルーツカクテル・海老・カニ用の細身のフォーク。グラスに収まる長さで、前菜のセッティングに使います。

オイスターフォークOyster Fork
牡蠣など貝料理用の小ぶりなフォーク。歯が3本で根本が広く、貝殻から身を外しやすい形です。
ナイフの名前Knives

デザートナイフ(鋸刃/最中柄)Dessert Knife
オードブル・肉料理・デザート用の、日本の食卓の標準サイズ(22cm程度)のナイフ。刃がギザギザの「鋸刃(のこば)」と、柄の付け根に切り欠きのある格調高い「最中柄(もなかえ)」の2種類があります。

テーブルナイフ(鋸刃/最中柄)Table Knife
肉料理用(正式)の大ぶりなナイフ(24cm程度)。テーブルフォークと対で、フォーマルディナーのメインディッシュに使います。


バタースプレダーButter Spreader
バタースプレダーとは、バター・ジャムを「塗り広げる」ことに特化したナイフのこと。バターナイフより刃幅が広く平らで、パンにきれいに塗れます。

フィッシュナイフ(最中柄)Fish Knife
魚料理用のナイフ。刃先が幅広で、骨を寄せたりソースをすくったりしやすい形です。フィッシュフォークと対で使います。

フルーツナイフ(最中柄)Fruit Knife
フルーツ・ホットケーキ用の小ぶりなナイフ。果物の皮むきや切り分けに使い、フルーツフォークと対で揃えます。
サーブ・レードルの名前Serving

サービススプーンService Spoon
料理配分用(サラダ・フルーツ・デザートなど)の大ぶりなスプーン。サービスフォークと1組で、大皿料理の取り分けに使います。

サービスフォークService Fork
料理配分用(コールドミートなど)の大ぶりなフォーク。サービススプーンと両手で1組にして使うのが基本です。

グレビーレードルGravy Ladle
ソースポット用(グレビーソース・カレーなど)の小ぶりなお玉。ソースをこぼさず注げる注ぎ口つきの形もあります。

シュガーレードルSugar Ladle
シュガーレードルとは、シュガーポットに添える小さなお玉型のスプーンのこと。角砂糖用のトングとともに、ティータイムの卓上を彩る名脇役です。
最初の一歩、迷ったら
― 3つの選び方をご用意しました。お好きな入口からどうぞ ―
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