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洋食器専門店が教える陶器のお手入れ|目止め・貫入・焼締の扱い方

陶器のお手入れ
お手入れ・02

陶器のお手入れ ― 使い始めの「目止め」から、収納まで ―

陶器(土もの)は、磁器と違って吸水性があるのが特徴。だからこそ、使い始めのひと手間(目止め)が、シミやカビを防いで器を長持ちさせます。土のぬくもりを楽しみながら、上手に付き合うためのお手入れを、3つのステップでご紹介します。

― Reading 4 min · ル・ノーブル編集部

まず、陶器は「下準備」が肝

― 磁器と違って、目止めがいります ―

陶器のお手入れとは

Earthenware Care

陶器(土もの)は、粘土を原料とした吸水性のあるやきもの。水分や汚れがしみ込みやすいぶん、使い始めの下準備と、使うたびのひと手間が長持ちのコツになります。土のあたたかな風合いや、貫入(かんにゅう)の表情の変化を楽しむのも、陶器ならではの魅力です。

陶器は「目止め」が必要(めどめ)

Mezome Needed

目止めとは、米のとぎ汁や米を加えたお湯で煮て、器の表面のすき間をふさぐ下準備のこと。吸水性のある陶器では、これがシミや臭いを防ぎます。吸水性のない磁器では目止めは不要 ─ ここが磁器と陶器で大きく違うところです。

目止めから収納まで、3ステップ

― ひと手間が、器を長持ちさせます ―

使い
始めStart

使い始め ― 目止めと、水つけ

まず、テーブルと接する高台(器の底)のざらつきを確かめ、ざらつく場合はサンドペーパーや砥石で軽くこすっておきます。次に目止め米を加えたお湯で煮沸すると、貫入への色の入り込みや臭いを防げます。とくに焼締(やきしめ)は水を染み込みやすいので、使う前に30分ほど水につけておくと、料理の汁の染み込みを防げます。

貫入のある器は、「使用前ごとに」お湯や水につけ、貫入に先に水を入れておくのがポイント。カビや汁の染み込みを防げます。

使い
終わりAfter

使い終わり ― すぐ洗って、よく乾かす

使ったら洗い桶に放置せず、すぐに洗うのが器のため。中性洗剤とやわらかいスポンジで、薄いものからひとつずつ丁寧に洗い、やや熱めのお湯ですすぐと汚れが落ちやすくなります。水分が残るとカビや臭いの原因になることがあるので、しっかり乾かしましょう。

硬いたわしは器を傷つけることがあります。漂白剤は色柄を変色させることがあるので、なるべく避けてください。

収納Store

収納 ― 材質の違うものと分けて

陶器は、磁器や漆器など材質や形の違うものと重ねないのがおすすめです。傷がついたり、一部にだけ力が加わることがあります。大切な器や、細かい装飾のある器を重ねる場合は、器と器の間に当て紙(布)をはさむと安心です。もちろん、しっかり乾かしてから収納しましょう。

貫入・焼締の、よくある疑問

― 貫入は? 焼締は? 磁器と違う? ―

貫入(表面のひび模様)に、色が入るのを防ぐには?

使う前ごとに、お湯や水につけておくのがおすすめです。貫入に先に水を含ませておくことで、料理の汁や茶渋が染み込みにくくなります。すでに色が入ってしまった場合や臭いが気になる場合は、米を加えたお湯で煮沸すると和らぐことがあります。貫入の色の変化を「育ち」として楽しむ方もいます。

焼締(やきしめ)の器は、特別なお手入れが必要ですか?

焼締は釉薬をかけずに焼くため、特に水を染み込みやすいのが特徴です。備前焼などが代表で、使う前に30分ほど水につけておくと、料理の汁の染み込みを防げます。使うたびのこのひと手間が、器を美しく保ちます。

磁器と陶器で、お手入れは違いますか?

はい、大きく違います。陶器は吸水性があるため、目止めや使用前の水つけが必要です。いっぽう磁器は吸水性がないので、目止めは不要でサッと洗ってすぐ使えます。ご自分のうつわがどちらか迷ったら、まず 磁器か陶器か を確かめてみてください。

よくあるご質問

― 陶器のお手入れの、よくある疑問 ―

陶器の使い始めは、何をすればいいですか?

高台のざらつきをサンドペーパーで整えたあと、目止め(米を加えたお湯で煮沸)をするとシミや臭いを防げます。とくに焼締の器は、使う前に30分ほど水につけておくのがおすすめです。

陶器に目止めは必要ですか?

はい、必要な場合があります。陶器は吸水性があるため、目止め(米のとぎ汁などで煮る下準備)でシミや臭いを防げます。吸水性のない磁器には目止めは不要です。

貫入に入った茶色い汚れを防ぐには?

使う前ごとに水やお湯につけて、貫入に先に水を含ませておくと、汁や茶渋が染み込みにくくなります。気になる汚れや臭いは、米を加えたお湯で煮沸すると和らぐことがあります。

陶器に漂白剤を使ってもいいですか?

なるべく避けるのがおすすめです。漂白剤は、陶器に描かれた色柄を変色させることがあります。ふだんは中性洗剤とやわらかいスポンジで洗ってください。

陶器を重ねて収納しても大丈夫ですか?

磁器や漆器など、材質や形の違うものとは重ねないのがおすすめです。傷や一部への負荷の原因になります。重ねる場合は当て紙(布)をはさみ、しっかり乾かしてから収納してください。

お手入れを、これからも気持ちよく

― 今日は調べものだけ、という方も ―

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