磁器のお手入れ ― 使い始めから、収納まで ―
じつは、磁器のお手入れはとてもかんたんです。吸水性がないため、陶器のような「目止め」も要りません。使い始めに気をつけたいこと、毎日の洗い方、そして収納のコツ。3つのステップで、大切なうつわを長く美しく保つ方法をご紹介します。
まず、磁器のお手入れは、かんたん
― 陶器と違って、下準備がいりません ―
磁器のお手入れとは
Porcelain Care
磁器は、陶石を高温で焼き締めた吸水性のないやきもの。汚れや水分がしみ込みにくいため、サッと洗ってすぐに使え、日々のお手入れもとてもシンプルです。丈夫で扱いやすいのが磁器の魅力。基本の3ステップさえ押さえれば、長く美しく使い続けられます。
磁器は「目止め」不要
No Mezome
陶器(土もの)は吸水性があるため、使い始めに米のとぎ汁で煮る「目止め」をすることがあります。ですが磁器は吸水性がないので、目止めや煮沸は不要です。「使い始めに煮るの?」と迷ったら、まず磁器か陶器かを確かめてみてください。
使い始めから収納まで、3ステップ
― 毎日の、かんたんな習慣 ―
始めStart
使い始め ― サッと洗って、すぐに
磁器は吸水性がないので、サッと洗えばすぐに使えます。目止めは不要です。気になる方は、テーブルと接する高台(器の底)のザラつきを確かめ、ざらつく場合はサンドペーパーで軽く磨くか、器同士の高台を擦り合わせてなめらかにします。
研磨剤・クレンザー・金属たわし・硬いたわしは使わないでください。金彩や上絵付けが傷ついたり、剥げたりすることがあります。
終わりAfter
使い終わり ― やさしく、早めに
流水で汚れを流します。急に熱湯をかけるのは避け、熱めのお湯とやわらかいスポンジで洗いましょう(急な温度差で割れることがあります。くわしくは ガラスは温度差で割れる? も参考に)。色絵や金彩は傷つきやすいので、やさしく扱ってください。汚れたまま長く放置せず、台所用洗剤で洗ってよくすすぎ、水気を切って自然乾燥させます。
収納 ― しっかり乾かしてから
水分が残ったまましまうと、カビや臭いの原因になることがあります。十分に乾燥させてから収納しましょう。また、器を直接重ねるとこすれて傷がつくことがあるため、重ねる場合は器と器の間に当て紙(布)をはさむのがおすすめです。
お手入れの、よくある疑問
― 目止めは? 金彩は? カビは? ―
磁器も、使い始めに煮沸や目止めが必要ですか?
いいえ、磁器は目止めも煮沸も不要です。目止め(米のとぎ汁で煮る下準備)は、吸水性のある陶器(土もの)のためのお手入れ。磁器は吸水性がないので、サッと洗えばすぐにお使いいただけます。「美濃焼」「有田焼」などでも、それが磁器であれば同様です。
金彩や色絵のついた器は、どう洗えばいいですか?
やわらかいスポンジで、やさしく手洗いするのがおすすめです。金彩や上絵付けは傷つきやすいため、研磨剤入りの洗剤や硬いたわしは避けてください。こすると絵柄が剥げてしまうことがあります。食器洗い機の使用可否は、製品の表示をご確認ください。
食器棚のなかで、カビや臭いを防ぐには?
しっかり乾かしてから収納するのが基本です。洗ったあと水分が残っていると、カビや臭いの原因になることがあります。高台のくぼみは水が残りやすいので、丁寧に拭くか、しっかり自然乾燥させてからしまいましょう。
長く使いたい、磁器のうつわ
― お手入れがかんたんだから、毎日に ―
お手入れのしやすい磁器は、日々の食卓の頼れる相棒。長く付き合える、名窯のうつわをご紹介します。
よくあるご質問
― 磁器のお手入れの、よくある疑問 ―
磁器の使い始めは、何をすればいいですか?
磁器は吸水性がないので、サッと洗えばすぐに使えます。目止めや煮沸は不要です。気になる場合は、テーブルと接する高台(器の底)のザラつきを確かめ、必要ならサンドペーパーで軽く磨いてください。
磁器に目止めは必要ですか?
必要ありません。目止め(米のとぎ汁で煮る下準備)は吸水性のある陶器のためのお手入れで、吸水性のない磁器には不要です。
磁器の洗い方で気をつけることは?
やわらかいスポンジでやさしく洗い、研磨剤・金属たわし・硬いたわしは使わないでください。金彩や色絵が傷つくことがあります。急に熱湯をかけるのも、温度差で割れることがあるため避けましょう。
磁器を重ねて収納しても大丈夫ですか?
器を直接重ねると、こすれて傷がつくことがあります。重ねる場合は、器と器の間に当て紙(布)をはさむのがおすすめです。しっかり乾かしてから収納してください。
磁器と陶器で、お手入れは違いますか?
はい。磁器は吸水性がなく目止め不要ですが、陶器は吸水性があるため目止めなどの下準備が必要な場合があります。ご自分のうつわが磁器か陶器か迷ったら、まず種類を確かめてみてください。
お手入れを、これからも気持ちよく
― 今日は調べものだけ、という方も ―

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