【こちらは、1点物の限定商品となります。】
蒔絵師代田和哉氏作の作品は、遊び心溢れるアイデアで、図柄は写実性に富みながら極小さな図柄でもしっかりした線で描かれています。
柴田是真「立波海老蒔絵額面」の写し。細かな平文(金の板金)で濡れて光る岩場を表現し、生き生きとした海老の姿を格調高く際立たせています。器物の四角形は丸に比べて倍以上の手間がかかるため器物自体にもこだわりが見られます。また内側には全面に金梨地がほどこされていて小さいながら豪華な逸品となっています。小物入れとして、また香道をたしなむ方への贈り物としてもおすすめします。
蒔絵師:代田和哉
「輪島塗のお手入れ方法」
※表面を柔らかな布で磨きあげるようにして拭くことで漆器は艶を放ち、使うほどに美しい色合いになってきます。
■香合(こうごう)
香合(香盒)とは、お茶室で香を焚くための、お香を入れる器です。
日本では、飛鳥時代、仏教伝来と共に香を焚く習慣が広まり、その後茶道の世界でも取り入れられることになりました。
茶道と香と関わりは深く、茶室に集まる人の精神、そして茶室を清める意味で使われます。
お茶を点てるためには、まずお湯を沸かす必要があり、その際に行うのが『炭点前(すみてまえ)』と呼ばれるもので、このとき香が焚かれます。
お香を焚くために使う香炉と合わせて揃えるのもおすすめです。
■棗(なつめ)
棗は茶道において抹茶を入れておく容器です。
その形状がナツメの実に類似していたところから、棗と呼ばれるようになり、棗に入れる抹茶は薄茶となります。
薄茶とは「薄い抹茶」の事で、抹茶の粉末を茶杓1杯半水と一緒に入れることで、 滑らかで薄味の抹茶になります。濃茶を入れられる茶器は茶入をご使用ください。
棗に抹茶を入れる際は、一度「ふるい」などでこした抹茶を入れるのがおすすめです。抹茶の粉末は静電気を帯びやすく、放置しておくと塊ができてしまうため、その塊のままで茶を点ててしまうと、ダマができ味や舌触りが良くなくなります。
棗自体にも華がありますので、インテリアとして飾るだけでも美しく、また花入れなど花瓶として使うことで、趣のある印象を与えてくれます。