熟練したペインターによって、写実的に描かれたピンクのバラが、輝く磁器に咲き誇ります♪
Neuer Ausschnittシェイプにゴールドリムが映えるボウル。マイセンの数ある品の中でも、特に人気の高いピンク・ローズシリーズです。熟練したペインターによって、写実的に描かれたピンクのバラが、輝く磁器に咲き誇ります。シンプルだからこそごまかしのない繊細なタッチが際立ちます。バラ好きの方なら絶対に抑えたいマストアイテムです。
別名マイセンのバラと呼ばれる、ビーダーマイヤー時代のローズ色のバラの絵付け。「マイセンのバラ」Meissener Roseと称されるパターンは、英語では「パープルローズ」Purple Roseと呼ばれており、ローマ時代には皇帝の色とされ、当時は高貴な位を表わす特別な色とされていました。現在ピンクの絵具には金を混ぜた特殊な着色材が使用されており、絵付けの種類によって金赤絵具に別の成分を混ぜ合わせることで濃淡の調節が行われています。
※ビーダーマイヤー様式とは、19世紀前半の政情不安な時代にあって、家庭の中に平和な日常生活を見出そうとした市民の様式。マイセンでは、宮廷から裕福な市民階級へと顧客層が移り始めその意味でも手に入れやすい比較的安価な柄が開発されました。
※Neuer Ausschnitt(ノイアー・アウスシュニット)シェイプ
1745年にマイセンを代表す造形家であるヨハン・ヨアヒム・ケンドラーによって作り出されました。「ノイアー」=新しく、「アウスシュニット」=切り出した、の意味。成型の際に縁を切り取るように作ったデザインが新鮮で、この名がついたそうです。インドの華などのシノワズリからブルーオニオンまでマイセンのテーブルウェアの最もポピュラーなフォームです。溝がないソーサーは深めで、ツイストと呼ばれる下向きに付いたカップのハンドル部分は2本の粘土を編込む様に仕上げています。