東京都伝統工芸士 木村泰典氏の世界 - クリスタルガラス本来の輝きを引き出す技巧の数々 - 。
日本の伝統工芸品でもある太武朗工房の「彫刻硝子」「江戸硝子」「江戸切子」が
おもてなしの心を世界へ広める商品として
2024年度「おもてなしセレクション」にて【金賞】を受賞しました。
Omotenashi Selection(おもてなしセレクション)とは
日本の優れた「おもてなし心」あふれる商品・サービスを発掘し
世界に広めることを目的に創設されたアワードです。
認定は、日本在住の外国人有識者による現物審査によって選定されます。
太武朗工房は伝統を大切にしながらも常に新しい感性を取り入れたものづくりで
「彫刻硝子」「江戸硝子」「江戸切子」をさらに未来へと紡いでいきます。
フランス語の 絵画(tableau:タブロー)を語源とする
「太武朗工房 たぶろうこうぼう」。
江戸とヨーロッパがもつ技術や感性を融合した世界。
その名の通り人の心を捉える絵画のような作品を世に生み出しています。
籠の目を図案化し、古来より魔除けとされた「籠目紋」
不老長寿を表す菊花が連なり咲き誇る様を表す「菊繋ぎ紋」。
二種類の紋様を交互に配した縁起の良い江戸切子です。
日頃お世話になっている方、大切な方へ
特別な記念日に心を込めた上品な贈り物、お祝いのギフトやプレゼントとしてだけでなく
頑張った自分へのご褒美としても最適です。
新生活を彩るご結婚祝いやおしゃれな新築祝い・引っ越しのお祝いにぜひ。
【魅了された江戸切子の世界】
東京都墨田区にある工房で、およそ半世紀にわたり、江戸切子伝承の技法を駆使した器づくりに邁進してきた【木村泰典】氏。同氏がこの世界に入ったのは、大阪万博が開催された1970年のこと。江戸切子職人だった父から誘われ、仕事を手伝うことになったのがはじまりでした。
1992年に【東京都伝統工芸士】に認定。1997年からは全国各地の高島屋で「手造り硝子展」を開催するなど、日本を代表する江戸切子職人の一人として数えられています。
ひときわ透明感の高いクリスタルガラスを使用し、江戸切子の中でも特に煌びやかで、また確かな技術と経験値を要する紋様の「菊籠目紋」「菊繋ぎ紋」を重ねて表現する木村氏の技巧。そのグラスは、光を幾重にも屈折させ、驚くほど美しい輝きを放ちます。昭和60年に東京都の伝統工芸品として、また平成14年には経済産業大臣から国の伝統工芸品として指定された「江戸切子」。天保5年(1834年)に江戸大伝馬町のびいどろ屋、加賀屋久兵衛が金剛砂でガラスの表面に彫刻をしたのが始まりといわれ、明治時代にヨーロッパのカットグラス技法が導入されて、現在の「江戸切子」の様式・技術が確立されました。
太武朗工房では、何をつくりたいかより、世の中が求めるものを俯瞰的に捉えるプロデューサー的視点で、従来のあり方にとらわれない取り組みを推進。最大11色という圧倒的な色展開、クリスタルガラスとソーダガラスという2つの素材の使い分けによる幅広い商品ラインナップなど、伝統は大切にしながらも常に新しい感性を取り入れたものづくりで、「江戸切子」を未来へと紡いでいます。