1740年に初めて製造されたベッキオ・ホワイトは、リチャード・ジノリのアイコンであり、ブランドネームともいうべきシリーズです。
縁飾りの「編みバスケット」の模様は「サクソン・スタイル」として知られており、優雅で崇高な美しさを感じさせます。
ベッキオ・ホワイトはイタリア共和国大統領や、アリタリア航空のビジネスクラス内など、イタリアを代表する名だたる場所で使用されています。
また映画「プリティ・ウーマン」内でも使用されたことで知られています。
ヨーロッパスタイルのブーケ(花束)は、1750年の創業時よりドッチア工場で使われたモチーフでした。
1400度の高温に耐えられる色の一つであるブルーはアンダーグレーズ(下絵付け)で描かれ、
最後に24金で縁が仕上げられます。
小さな多色の花束がプレートの端に施され、金の糸が縁を彩る上品なエルバは、1968年に初めて作られました。
春をイメージするモチーフからヒントを得て作られ、新しいコレクションでありながら
クラシカルなエレガントさを持っています。
雄鶏はリチャード・ジノリの中で最も代表的なパターンです。
元々はそのデザインの面白さからモチーフに選ばれましたが、東洋では悪霊除けのシンボルとして重宝されています。
1740年頃にドッチア工場で活躍していたペインター、フェルディナンド・カンポストリーニにより原案が作られたとされています。
当初はコバルトブルーのアンダーグレーズで作られていましたが、後に現在の上絵付けの赤と金の装飾になりました。
19世紀のイギリスのテキスタイルデザイナー、アーサー・サンダーソンの「ピンクのブドウ枝」柄の影響を受け1975年に生まれました。
1400度の温度に耐えるコバルトブルーを使いアンダーグレーズ(下絵付け)で描かれているのが特徴です。
バラと小さな花枝が可憐なこのシリーズはシンプルでエレガントなテーブルに良く合います。
1745年に製造されたアンティコホワイトは、後期バロックスタイルのフィレンツェ職人による銀食器を思わせる魅力的なカーブを持ち、ベーシックなシェイプにも関わらず、現代のライフスタイルにも広く受け入れられています。
洗練されたデザインながらも、仰々しくないこのシリーズは、王室だけでなく、一流ホテルにも選ばれてきました。
リチャード・ジノリの伝統的なパターンであるイタリアンフルーツは、1770年ごろドッチア工場に招へいされたペインターによって初めて作られたと考えられています。
ペインターの筆使いにより夏の野に咲く花や果物の様子が生き生きと描かれています。
青い帯の縁取りにローズパターンと金彩のプリンセスローズは、1780年頃の在庫の中から発見されました。
青色は、ティリアンパープルと呼ばれるもので、陶磁器に使われる色の中では最も高貴な色とされています。
当初は2~3個の紫のバラと少しの金色の装飾があるだけでしたが、時が経ちバラの数が増え、今のような形に変化しました。
フェミニンで繊細なパターンは、1770年頃に作られました。
フィレンツェのピッティ宮殿のコレクションや、13世紀より続く名家コルシーニ家のコレクションに見られるように昔から愛され続けているモチーフです。
フランスや陶芸で有名なファエンツェの影響が見て取れますが、独特の筆使いのテクニックのためドッチア工場でのみ生産されました。
1750年頃、日本や中国の着物の柄に魅せられたフィレンツェの貴族の女性のために作られました。
しかし当初その装飾は「韓国風」(Coreana)と呼ばれていました。
メインに用いられた花は芍薬で、アジアの国々のシンボルとも言える花は3月を表します。
禅のライフスタイルにピッタリで異国情緒を漂わせています。