Flora Danica(フローラダニカ)
ロイヤル・コペンハーゲンを代表するパターンの一つ、
「フローラダニカ」。
世界で最も豪華なディナーサービスの一つとして評価を得ている背景には、
繊細なパーツや装飾を実現する最高水準のクラフトマンシップがあります。
Flora Danica(フローラダニカ)
ロイヤル・コペンハーゲンを代表するパターンの一つ、
「フローラダニカ」。
世界で最も豪華なディナーサービスの一つとして評価を得ている背景には、
繊細なパーツや装飾を実現する最高水準のクラフトマンシップがあります。
製作は全て手作業で行われ、陶土が型に流し込まれてから完成して、箱に納められるまで、30人以上の職人が携わっています。
プレートに見られる縁取りは、陶土がまだ柔らかいうちにナイフでひとつずつ手作業でカットされます。この作業には寸部の失敗も許されないため、安定した手元と優れた目が必要になります。成形された器は、乾燥後、素地を整えるために初めて窯に入れ、焼かれます。次に施釉のため素地を釉薬に浸し、その後約1,500度の高温で焼成されます。
次に絵付けの部門では、ペインターが植物図鑑の挿絵を手本とし、原画に忠実に一筆一筆手書きで絵付していきます。フローラダニカのペインターは、白い釉薬が施された器と元絵となる植物図鑑の原画を手元に、自身のセンスと経験、創造力を最大限に発揮し、美しいディナーサービスを創り出します。
ペインターは、何種類にも及ぶデンマークの植物の中から器に合ったモチーフを選ぶ自由が与えられています。しかし、植物は大きさも原画通りに描くことが求められており、器の曲面や不規則な面に合わせてフリーハンドで描く技術や、正確なスケールを再現する技術が要求されます。
同じ植物がモチーフに選ばれたとしても、フリーハンドで描かれたプレートやディッシュ、ボウルは、ふたつとして同じものはありません。植物のバランスの良い配置を考え、植物学的にも正確に忠実に絵付けされます。
鉛筆を使ってフリーハンドで描いた配置とアウトラインが完成すると、その線をもとに、ペインターはペンとインクを用いて正式なラインを描いていきます。1時間ほどでインクが乾燥した後、最初の着色の作業に取り掛かります。ペインターはまず淡い色調から絵付けしますが、原画に忠実な色を再現するために緑、黄色、茶色、そして青緑、灰色などを混ぜながら必要な色を創り出します。
1回目の彩色が終わると、器の裏面に、植物のラテン語の学術名が美しいカリグラフィーで記されます。これは1790年以来続けられています。その後、陶磁器を3度目の窯入れへと運び、約850度から880度で焼くことで色を定着させます。
絵付けが終わると、フローラダニカの特徴の一つでもあるピンクの縁でパールのように輝く金彩を施す専門職人に手渡されます。
1790年代に作られてきた時と同様に、完璧なフローラダニカが今日まで製作され続けている理由は、伝統的な技術が途切れることなく引き継がれていることに他なりません。
職人は高度な技術だけでなく、常に新鮮な気持ちで作業に取り組み、忠実に再現する植物に対する愛情の深さが、高度な品質につながっています。受け継がれてきた伝統は、熟練した職人の知識によって支えられています。
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