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世界を魅了した陶磁器ブランド
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『オールドノリタケ』
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コレクション
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日本のバブル期1980年代後半、多くの日本人が西洋より華やかな美術工芸品を収集していました。その美術工芸品の中に里帰り陶磁器としてのちに人気を博すオールドノリタケがあります。
日本の器の歴史の中で名品ともいわしめるオールドノリタケとは、「オールドノリタケとは 森村組と日本陶器(現(株)ノリタケカンパニー)が明治中期から第2次世界大戦終結に至るまでの間に製造販売し米国を中心とした海外輸出した陶磁器製品の総称である。」とノリタケカンパニーで定義されています。
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当時、花瓶や飾り皿、ティーセット、化粧具類、喫煙具類などの装飾品やファンシーウエアから生活必需品のディナーウエアまで幅広く製造販売されていましたが、日本国内ではそれほど知られる事がありませんでした。なぜなら海外輸出を中心とした森村組 祖 森村市左衛門が技術者を海外派遣しその国の流行を取り入れた製品を製造し米国輸出製品は米国人向け、英国輸出製品は英国人向け、とそれぞれの好みに合わせたデザインや用途が違う製品が輸出されていたからです。それらは日本国内で販売されていた日本人向け製品とも違っていた為国内ではあまり流通することはありませんでした。
名品と言わしめるその理由には、日本人の技巧の高さと高温で焼かれた磁器の上に描かれるその技法の多様さだと言えます。 オールドノリタケの技法には優美なアールヌーボー期の製品にみられる泥漿盛り上げ、金盛、金点盛り、ジュール(宝飾技法)、ビーディング、ポートレート、タペストリー、コバルト、モールド技法。装飾的なアールデコ期の製品に見られるラスター彩、ジオメトリックなどがあります。またファンシーウエアーからディナーウエアまで現代にも通じるノリタケカンパニーの特徴的な描き方は平筆で描かれる薔薇や花々でしょう。西洋と東洋が融合した独創性豊かな図柄の製品の数々は、むしろ現代の我々の目にも新鮮に映る作品です。
オールドノリタケの製品群は、工業的に優れた技術力と伝統的な感性、テクニックが融合した芸術作品として高い評価を受け、現在では骨董愛好家から人気の高いコレクターズアイテムとなっています。長い年月へて里帰りした、様々な時代のオールドノリタケの世界をお楽しみください。
世界を魅了した陶磁器の芸術 「オールドノリタケ」コレクション
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