Oiva Toikka(オイヴァ・トイッカ)
フィンランドのガラスアーティストの中で最も偉大な名前の1つ、
オイヴァ・トイッカ(1931年~)。
カラフルで独創的なガラスの芸術は、北欧デザインの
「クールなテイスト」とは一線を画す、温かく民族芸術に根ざした世界観です。
Oiva Toikka(オイヴァ・トイッカ)
フィンランドのガラスアーティストの中で最も偉大な名前の1つ、
オイヴァ・トイッカ(1931年~)。
カラフルで独創的なガラスの芸術は、北欧デザインの
「クールなテイスト」とは一線を画す、温かく民族芸術に根ざした世界観です。
オイヴァ・トイッカの想像力あふれる大胆なガラスの芸術は、北欧デザインの特徴の1つである流線形の美しさとは一線を画しています。戦後のフィンランドデザインの「黄金時代」を作ったグループとは、少し外れており、彼の作品は、フィンランドデザインのマスターたちの中でも最もカラフルで独創的な性格を持っています。
ティモ・サルパネヴァ、タピオ・ヴィルカラ、カイ・フランクなどは、スカンジナビアの自然と同じようにクールで、タイムレスなデザインを特徴としており、モダニズムの最高権威として知られていますが、一方トイッカは、民族芸術や古代の文化からインスピレーションを得ています。彼は先達者たちのデザインの中のモダニズムを学びながら、同時にカラフルな色に魅せられていきました。
トイッカは元々、Helsinki Industrial Arts研究所の陶磁器コースの学生として陶磁器を勉強していました。学生時代、彼はすでにポットや花瓶の陶製食器の機能主義の制約を打ち破ろうとしており、素朴な農民や土着の文化に強い関心を示し、粘土が持つ彫刻的な可能性を生かした、ユーモラスな人間や動物のフィギュアを作っていました。
1956年にアラビアにデザイナーとして入社後、1963年よりヌータヤルヴィ=イッタラのガラスデザイナー兼アーティストになります。1960年代には、食器、ガラス、花瓶、キャンドルスティックやボウルなどを含むトイッカのデザイン18種類がヌータヤルヴィで生産され、商業的な成功をおさめました。
しかし、彼はデザイナーとして有名になるのではなく、「デザインするアーティスト」と呼ばれる方を好みました。
トイッカは東部フィンランド(現在はロシアの一部)のカレリアの農場の出身であり、地域の豊かな力強い民間伝承と芸術は、幼少期の彼に大きな影響を与えました。しかし彼の素晴らしい形と豊かな色は、そのスカンジナビアのバックグラウンドだけでなく、世界を旅した経験や知識からも影響を受けています。
西アフリカとラテンアメリカを旅行、特にメキシコのガラス作成技術と文化は彼に新しいインスピレーションを与え、彼のアーティストとしてのビジョンを広げました。
ガラスは、トイッカにとって彼の芸術のための理想的な材料であり、さまざまな実験を通して新しい形や技術を常に求める気を彼に起こさせました。それでも、彼の成功は、アーティストと熟練したガラス吹き職人の絶え間ない努力や協力の賜物です。
1971年、トイッカは彼の最初のバード・コレクションをヌータヤルヴィより発表します。バード・コレクションの爆発的人気により、トイッカはいち早く生きた伝説となりました。
「kastehelmi」というフィンランド語は「露の滴」を意味します。1964年にオイヴァ・トイッカによりデザインされたカステヘルミシリーズは、イッタラのアイコン・デザイナーである彼の50周年を祝うために2010年に復活し、今日ではイッタラの数あるシリーズの中でも最も愛される物の1つとなっています。装飾としてガラスの滴の形を使うアイデアは、製造段階で残るガラス型の継ぎ目を隠す方法としてトイッカが考えたもので、各々のアイテムの中央から外側へと広がる小さいガラスの泡のリングが印象的です。
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